リサーチのコツ-強力ソース編
リサーチでは公的ソースや一次情報を探すことも大切です。
自分の中では「これは確実にこう」と言い切れることでも、編集さんやクライアントさん(大元の出資企業)のために公的ソースを探したり、説得力をアップさせるための参考URLを貼りたかったり、ソースが欲しくなることも多いでしょう⬇️
〜強力なソース群〜
・経済産業省や厚生労働省などの公的機関による調査
・公的機関でなくとも、信頼できる調査結果
・法律関係の記事で示したい条文
・サービスの料金や規約の公式情報
それぞれの探し方をざっとお伝えするので、ソース探しに困ったときに、やってみてください。
【経済産業省や厚生労働省などの公的機関による調査】
これはシンプルで、「人口の推移 厚生労働省」「○○業界 売上高 経済産業省」などで見つかります。
慣れないうちや、機関名入れて良さそうなソースが出てこなかったときは、機関名を外してみてください。検索結果に公的機関のものが表示されることもありますし(調査を実施していない機関の名前を入れてしまったが故に、調査を行った機関があるのにそれが出ない。ということもあります)、次項で説明するような各種協会や調査会社などの信頼できるデータが見つかるかもしれません。
たいていはPDFで出てきて、中にはページ数が膨大なものもあります。欲しい情報が見つからないときは目次をチェックするか、「Ctrl+F」でページ内検索をしてみてください。
【公的機関でなくとも、信頼できる調査結果】
各業界の協会や、民間の信頼できる調査系企業(矢野経済研究所とか)のデータがこれですね。
市場の規模や推移なら「業界動向サーチ」
検索例:○○業界 市場規模
業界別の課題やこまかな市場推移などなら各種協会のレポート
検索例:○○業界 (知りたいこと) 課題
○○業界 (知りたいこと) 調査
業界・業種ごとの年収や月収なら各種大手転職サービスのオウンドメディア
検索例:エンジニア 平均年収
エンジニア (年齢や性別) 年収
とりあえず信頼できて深めのデータが欲しいなら「矢野経済研究所」
ざっとこんな感じですね。
【法律関係の記事で示したい条文】
これは「e-Gov法令検索」を見れば一発です。
「民法○条 条文」とかで強スニか上位に出てきますし、出てこなくても「e-Gov法令検索 民法○条」でまず出てきます。
法律の内容が変わって(改正されて)いないかをチェックするときも便利です。
【サービスの料金や規約の公式情報】
「Slack 料金」「Sonet光 解約金」とかでだいたい出てきますが、細かな縛りや料金を知りたいときや、ニッチなサービスだとなかなか見つかりません。
個人的には最近だと、ファクタリングの手数料下限とか、ノンリコースかどうかとか調べたときに苦労しました。日本のファクタリングはだいたいノンリコースですし、公式見なくても競合見ればわかるのですが、公的ソースが欲しいんですよね(ファクタリングやノンリコースがわからなくても続きは理解できますが、練習がてら調べてみるのもおすすめです)。
この辺りのKWで検索しても公式じゃなく競合が出てきちゃうので、ソースになかなか出会えません。
そんなときは「site:そのサイトのドメイン 知りたいこと」で検索してみてください。ドメインは、サイトトップページのURLから「https:// 」を抜いたものです。
例えばあるファクタリングがノンリコースだというソースを示したいなら、「(サービス名) 償還請求orリコース」で検索します。たいていの場合、規約やよくある質問が出てきて、欲しかった公的ソースが手に入ります。
回線系のサービスなら「ドコモ光 重要事項説明書」とかで重説出して、その中で「Ctrl+F」でページ内検索するのもアリです。
ちなみにドメイン検索とは、そのドメイン内だけで検索をする方法です。ドメイン(サイト)内で該当する単語、例えば「site:ビートレーディングのドメイン 償還請求」なら、ビートレーディング公式サイト内で「償還請求」の単語が含まれているページだけをピックアップできます。
ちなみにビートレーディングは償還請求権なし、れっきとした債権の売買契約なので安心して利用できます。手数料はPayTodayより高いですけどね。ファクタリング系の検索ワードでたどり着いちゃった方がいると困るかもなので、念のためね。
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今回のは読んでるだけじゃ「なんのこっちゃ状態」になるかもしれません。実際に「Ctrl+F」や「site:ドメイン名 KW」で情報を探してみてば一発で理解できるので、とりあえずやってみてください。
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