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創業ステーションが起業を全然応援してくれなかった話

筆者はWeb3領域を中心とした事業を起こし、2023/10から事業を開始した。
前職を離職した後は競業避止義務があったため、ここまでは会計士としてFDD業務などを行ってきており、それも今後も緩く継続するつもりだ。

メインがコンサルティング事業であるため、設備投資はそれほどかからないものの、それなりに初期費用がかさんでおり、今後も考えて補助金・助成金の獲得を目指している。

狙っている助成金の一つが創業助成金であり、TOKYO創業ステーションのプランコンサルティングにより事業計画書作成支援を受け、その証明を受けることが要件の一つになっている。

法人銀行口座開設に利用するために既に事業計画書は作成済みであるが、助成金を受けるためにコンサルタントとの面会を予約した。

コンサルタントに専門性が期待できるなら、より良い事業計画書を作成できるかもしれないので、その面でも期待できると考えていた。


ところがどっこい、事業計画を見てもらおうとPCを持参して開こうとしても何も見るまでもなく開口一番に全否定を受けた。

コンサルタントからのメッセージは概ね以下のとおりであった。

・エンジニアでないならWeb3を名乗るな
・Web3はもう古い、今はAI
・Web3は詐欺師ばっかりで印象が悪いし助成金通らないと思うよ
・Web3は社会的な意義がない
・コンサルとか言ってるけど〇〇業務でしょ?それなら〇〇って書きなよ
・業務受託なんてアルバイトみたいなものだ
・弁護士、会計士、税理士もアルバイトみたいなものだ
・単価高くね?そんなにカネもらって何したいの?

衝撃的だ。

「えーと、あれなんだっけ?そうだそうだビットコイン?」という発言が出てしまうレベルで業界知識が皆無であるにも関わらず、筆者の事業のみならず業界自体が全否定されてしまったことは非常に残念に思う。そして非常に差別的であるが、何をもってご自身が優位に立っていると思っているのかが甚だ疑問である。
反論をすれば客商売向いてないんじゃない?という返しだし、随分と下に見られたものだ。

まるで聞く耳を持たないし、丁寧に説明しても理解していない。ご年配の方であったことを考慮すると仕方ないのかもしれず、損切して早く退出することも考えたが、時間を割いてわざわざ面談に臨んだこともあるので時間いっぱい粘った。しかし、終始同じ対応であった。

また、ご自身も上記以外の某士業の看板を掲げているにも関わらず、アルバイトみたいなものだと言えてしまうのは疑問だ。通常は重い責任が伴う職責を負っており、結果が問われる世界であることは認識するべきだ。

単価についても、専門性の評価とそれに対する需要あっての設定であり、実際に妥結した金額であるため否定される理由が理解できなかった。利益の最大化を目指すことは企業の目的の一つであり、事業の拡大や事業目的の達成に必要な要素である。

個人的な評価としては、大目に見ても筆者のコンサルタントとしては失格で、もうこの方にお会いすることはないが、できればこのような熱意に水を差すような対応をする方を配置しないでほしかったな、と思う。

最大限の努力を超えた領域では「運」の要素が大きく関わるもので、お世話になった経営者もとてもそれを気にしていた。これから羽ばたこうとする者に対して、まるで呪いのような言葉を投げかけるのはいかがなものか。

仰られる中で一つ参考になったかなと思う点は、過去の経験をもっと活かしたら?という点だ。

確かに会計士としてできることはもっとあるかもしれない。

1つでも持って帰ることが出来て良かった。

これにめげず、改めて別のコンサルタントに相談することとしよう。

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