時間は無限資源であるという誤謬

我々は時間という資源について、それ自体は当然存在するものであり、使用したとしても時間が経過すれば再び補充され、再使用が可能な資源として捉えてしまう側面がある。
(もちろん、読者の中には時間資源の有限性についてお気づきの方もいることだろう)

しかし、その発想は使役される側の発想であり、使役する側の視点からしてみれば、全く持って真逆の発想となりえる。
つまりは、

時間を消費するのは労働者であり、時間を利用するのは資本家なのである。

今回はこのことについて自論を述べたい。

●時間を消費する者と利用するものの違いについて

消費と利用との違いは一体何なのであろうか?
それは即ち、

時間を自らの意思で使えているのか

という点で違いがある。
学生時代、こう思ったことは無いだろうか。
「早く授業終わらないかな」
また、アルバイトをしたことがある人がいればこう思ったことは無いだろうか。
「早く上がりの時間にならないかな」と。

一見、よくある話のようだが、ここには一つ大きな欠点が存在する。
それは【他人に自分の時間の主導権を掴まれている】という点だ。
つまり、自分の思うように自分の人生の時間を使うことができていない。
この考え方が浮かんでしまう時間を過ごしているうちは、

自分の人生を将来のために利用できずに、ただただ使い捨てている状態

ということなのである。

ところが、資本家はどうか。

自らの時間を誰かに売ることなく、自分の時間として使うことができる。
これは自分の人生を自分の意思で動かすことができている、ということなのだ。

あなたの人生の時間は無限ではない。
上限が決まっていないから無限にあるような気になるだけであり、本来は有限なものである。
あなたがどうやって人生を過ごすのか。
今からでも時間に対する考え方を変えるには遅くはないのではないだろうか。
そうすれば、他人に使役されている時間であっても、自らのために利用することができるようになるはずである。



●時間資源を自らの手に戻すためには

それ方法は

自分の時間に値段をつけること

である。
あなたを使役するのに払えばいい1時間の値段はいくらなのか。
アルバイトをしている人であれば、時給1000円ちょっと。
正社員なら時給1500円くらいであろうか。
あなたが働くことによって得られる価値を時給に換算すること。
私であれば10時間働いて20000円くらいなので、時給2000円くらいだろうか。
まだまだ低いとは思っている。

さて、あなたの時間の価値を計算できたところで、実際にあなたの普段の生活にこの金額を落とし込んでみよう。
時給1000円のあなた。
あなたは昨晩ご飯食べた後、寝るまでの間に何をしましたか?
テレビを見たかもしれない。
Youtubeを観たかもしれない。
例えば、1時間Youtubeを観たとして、あなたが過ごした1時間には1000円の価値がありましたか?
その1時間を使えば、あなたの時給は将来的に1500円になったり2000円になったり、100,000円になったりできたのかもしれない。

あなたは1000円を損したのではない。99,000円を損したのである。


時間は有限だ。
あなたの何となく過ごした1時間で、あなたの同級生は99,000円の価値を生み出したのかもしれません。

この話を聞いてもなお、あなたはYoutubeを見ますか?

答えはもうわかりましたよね?

 


観ましょう!
こういう考え方をしているうちに、僕は心を壊しました。
好きに生きればいいじゃないですか。
努力はできる人だけがすれば良い!
将来の幸せのための今の努力が幸せな人だけがすれば良いのです!
例え将来のあなたが幸せになれるとしても、今のあなたが死んでしまっては、将来もクソもありません。
まずは今を幸せに生きること。
そうして余裕が出てきた時に、将来の幸せについて考えましょうよ。

まずは、今のあらゆるものの束縛の中で幸せになれるように生きてみましょうね。

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