PoeのClaude-2-100kに250ページ以上の長文PDFについて質問をする
長文PDFとの会話が可能に!PoeのClaude2を使ったPDF要約・質問について紹介
PDFを大規模言語モデルに読み込ませた上でチャットでの質問や要約をさせるサービスはたくさんあります。しかし、長文のPDF(ガイドラインやマニュアルなど)を扱おうとするとエラーが発生するという問題がありました。それが、PoeのClaude-2-100Kを使えば解消されます。
PDFをアップロードして、そのPDFに関連した質問をチャットに入力すればOKです。
Hallucinationが全く無いわけではないので質問に下記のコメントを入れるとより正確に回答が得られると思います
- 質問への回答は添付したPDFを元に行なってください
- 質問への回答の際は回答の根拠にしたページも教えてください
- 質問への回答に必要な内容がPDFに記載が無い場合は記載が無い旨を答えてください。
実際に、250ページを超えるガイドライン(英語)を読ませて、日本語で質問すると、正確に回答してくれます。(身バレが嫌なので詳細は掲載しません)この長さのPDFをベクトルDB化せずに利用できるのは、他では考えられないことです。
読み込ませるPDFサイズにもよると思いますが回答にはちょっと時間がかかります。250PのPDFでは30秒以上かかりました。
では細かく見ていきましょう
Poeへの登録はこちらから。電話番号を入力する必要があります。
一般的なPDF対話サービスの課題
PDF対話サービスとしては「Humata」などのブラウザ上サービスや、「AskPDF」などChatGPTのplugin、さらにBingを搭載したEdgeなどが存在しています。
これらのサービスは便利ではありますが、長文のPDFについてはエラーが出てしまうことが多いです。これは、GPTのコンテキスト長の制限に引っかかってしまうためと推察されます。
PoeのClaude2の魅力
PoeでClaude-2-100kコンテキストは無料で1日30件まで使用が可能です。これにより、論文やガイドライン、マニュアルなどの長文をまるごと読み込ませ、質問や要約などが可能になります。
PDFのアップロードは、入力窓の添付マークから簡単に行えます。そして、質問への回答は、前述のとおり時間がかかることがあります。
まとめ
PoeのClaude2を使用すれば、長文PDFとの対話が可能になります。論文やガイドライン、マニュアルなど、情報量の多い文書を手軽に要約や質問できるのは、研究者やビジネスパーソンにとって非常に便利な機能と言えるでしょう。
ちなみにPoeでは以下のようなChatBotが使えます
Claude2のサービスは米英のリージョン限定で無料で使えるようですが日本からだとPoeを使うしか方法が無いと思います2023年10月より日本でも使えるようになりました。トークン数に若干の制約はありますが無料で使用可能です。
Poe の有料サービスは月3000円ですが年払いで30000円/年となり月あたり2500円となるようです。
GPT-4やClaude-2-100kなどのプレミアムボットに関しては月にそれぞれ600件と1,000件で使用可能とのことです
PFN創設者の岡野原さんの著書。この分野のエキスパートが一般向けにわかりやすく大規模言語モデルについて解説されています。自然言語、機械学習界隈の研究者からの評判も良いようです。
生成AIの入門書として最適な清水さんの著書。GPT-4に執筆を手伝ってもらったらしいです。(全然GPT臭い文章ではなく気づきません)
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