令和七年度新設科目 共通テスト科目「情報」を無勉強で解いた感想

今回解いたのは、大学入試センター公式が掲載する「情報(旧)」の試行問題です。来年度の受験生からは受けないといけない必修科目だそうです。新設科目なだけあって、今から対策を始めている人は少ないのではないでしょうか。ちょうどIT系の勉強を始めようと思っていた折に丁度いいので、今持っている知識のみで挑みました。以下はその目的と対策法を予想したものです。参考になれば幸いです。

※自分が解いたのは旧版です。新版は後日挑戦し、比較する予定です。
問題リンク https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=511&f=abm00003278.pdf&n=6-2-3_%E8%A9%A6%E4%BD%9C%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%80%8E%E6%97%A7%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89%E3%80%8F%E2%80%BB%E4%BB%A4%E5%92%8C4%E5%B9%B412%E6%9C%8823%E6%97%A5%E4%B8%80%E9%83%A8%E4%BF%AE%E6%AD%A3.pdf
解答・配点 https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=511&f=abm00003165.pdf&n=6-3-3_%E6%AD%A3%E8%A7%A3%E8%A1%A8%E3%80%8E%E6%97%A7%E6%83%85%E5%A0%B1%EF%BC%88%E4%BB%AE%EF%BC%89%E3%80%8F.pdf

 情報 概要
大問構成 6問  2か3、 5か6がそれぞれ選択問題です。
配点(100点満点)
大問1→35
大問2または3→15
大問4→25
大問5または6→25

なお、大問2、5は「情報解析」大問3、6は「情報と社会」からの出題です。

【解いた感想】

 大問1
インターネットを使うときの基礎知識を問う問題。ネットリテラシーが試される。また、予備知識が少なくても、資料読解と同じ手法で解くことができる問題があった。実質暗号解読と同じじゃないか?「情報」の専門知識がなくても、普段ネットを使い慣れている人なら、割と点は稼ぎやすいかもしれない。

 大問2
解かなかった。問題をざっと読んだ感じ、内容的には数1Aの「データの分析」と似通っているように見えた。計算は少し大変かもしれない。

 大問3
データの利用に関する法的知識、倫理観を問う問題。著作権法や作品表示に際する注意点などが出題される。暗記系が得意な人にはお勧めできそうだ。特に、かつての科目でいうところの倫理政経をとるような人には丁度良さそうだ。筆者は、倫理整形をやったことがある。なぜか、「場合の数」分野に基づく計算問題が出たので、数学の知識がいると感じた。

 大問4
Wi-Fiに関する基礎的知識を問う問題。「ルーター」「SSID」「プロバイダ」といった用語や、ルーター等Wi-Fi周辺機器との接続に関する用法が出題された。日常生活でも使う知識が多かったので、「情報」のための勉強をしていなくても、知っている人は知っている、そんな感じがした。自分は、Wi-Fiに関しての知識があまりなかったので解くことが厳しかった。

 大問5
解かなかった。実践的なプログラムを組む問題。計算式を立てて実行するという問題らしいので、数学力も基本程度は必要そう。これ以上の説明は、分野に詳しい人にお任せしたい。

 大問6
共通テストの地理の「第5問 地域調査」と発想は似ている。共通テストで資料読解問題を得点源としている人にとっては取りやすい問題であるという印象を受けた。インターネットブラウザに関する問題と、グラフの読み取りも含まれていた。

【総括】
「情報」という科目のみに焦点を当てるのではなく、数学という科目に含まれる「データの分析」や基本計算の手段は、しっかりと基礎固めをしましょう。法学系など、他分野が大きく絡んできます。
ここからは個人の感想ですが、「情報」はほどほどにした方が良さそうです。というのも、初年度の出題方式はかなりブレるので。

追記 筆者の得点は、①24/35  ③(選択)12/15  ④17/25  ⑥(選択)16/25  Σ69/100

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