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#20 『Don't Trust PK shampoo』@味園ユニバース ライブレポ

まーーーた金盗られてるやん。金パクられツアー最終回、味園ユニバースです。どえらいツアーですよ。ゼッハネでヤマトさんが「俺たちは何回金を取られようとまたこうやってゲラゲラ笑って復活する」みたいな事を言ってましたが、別にそこを有言実行せんでええねん、金盗られんなよ…、でも復活はして😫😫😫

今日も今日とて、会場後方、カイトさんのアンプ直線上、味園の段差になってるとこの外、PA卓の近くで聴きました。カイトさんのキモオタなので。

デカ箱ワンマンでおなじみのSEボレロ。そう、味"園"で"ボ"レ"ロ"が"聴"き"た"か"っ"た"!! 味園のガチャガチャした照明や装飾は、いままで五月蝿い黙れとしか思わなかった他人の会話までただの「ガヤガヤBGM」に変えます、そして段々大きくなるボレロ。何もかもが最高。ボリュームマックスのボレロが終わった瞬間に湧き上がる歓声。箱の構造上?客の歓声が今までのどこよりまとまって響きます。あの歓声の聞こえ方でまたテンションが上がる。上がるのです!!!!

そして、戦闘チャンピオンが途中から進化の音?とかをぐちゃぐちゃにしたようなノイズに変わり、カズキさんがご登壇。照明が暗転しストロボ的なやつに切り替わり、カズキさんのドラムが鳴り出します。これがカッコ良すぎる。そして、ニシケン、カイトさんと順番に登場し演奏し出します。

最初キックとベース被ってる?と思ったけど、いつの間にかどっちもめっちゃスッキリ聴こえるようになってた、スンゴ。そういえば曲が始まった瞬間、段上の人、意味わからんくらい前詰めてはったけど最前あたりの人内臓破裂してない??大丈夫...?

ってか、私、PKのいろんなライブ行って箱ごとの音の違いをわかるようになりたかったからノートにライブレポつけだしたんですよね。ってことでゼッハネとの音の違いを素人耳ながら…。
箱によって音の響きが全く違うのはとっても面白いですね。抜けやすい音域が違っていて、それにいろいろ対応しながらPAさんはやってはるんだろうなというのがヒシヒシと伝わってきます。
例えば、ゼッハネはベースがもう少し高めの音域に纏まってた記憶です。縦にも横にも、とにかく空間がデカい箱なので下手に低音だしたら収拾つかなくなるのではないでしょうか。ゼッハネはすぐミドルに音がよってしまうから、それを卓とプレイヤー側で上下にバンバンふってたみたいな印象が勝手にあります。そもそもゼッハネ、マジで鼓膜なくなると思うくらい音デカかったので聴き比べとして成立してるか、よくわからないのですが笑笑。
それから、スネアの音が違いました。ざっくり言うと味園がハードロックな音で、ゼッハネは邦ロックな音でした。味園の方が音が重たかったです。味園で聴いてて毎回思うんですが、味園はドラム、特にスネアの音抜けが他の箱より凄いと思います。何はともあれハードロックな音、カズキさんは好きそう、知らんけど。
後は、客までの音の届き方ってこんなに変わるんだなと思いましたね。PK、もっとトレブリーなイメージなのですが、高音域は音の飛び方が直線的だから、味園だとかなり装飾物と人間に吸収されるのではないでしょうか...?吸収された感じが私にはちょうどいいので、めちゃくちゃ好きです。ってか吸収されることも考えてPAするってエグいな…。リハでフロアに人おらん時に聴いたら耳爆発するんちゃうか…。

以前8月にブルスクで味園に来た時にも思ったのですが、PK shampooは味園でやってる時が1番wavっぽい音をしてるんですよね。音のガチャガチャ感とそれに伴うロー感、とか。会場の音も装飾も滅茶苦茶PKにあってると思うのです。ゼッハネがPKのサウンドを綺麗に纏めてだすなら、味園は逆にガチャガチャさせてPKっぽくするというか。バンドのサウンドがマジで好きすぎる。あと10回は味園でやってほしいくら好きです。

そして、奇跡。奇跡がまっっっじで良かったです。
ヤマトさんのギターの心地良いトレブルと腹に来る低音がフロアを疾走。次の瞬間にカイトさんのファズファクトリーがそれを追って暴走します。この破壊力と透明感が本当に良い。最近の天気や気温の変化は最悪ですが、奇跡の前奏で南半球まで飛ばされます、もう最高の夏です。
奇跡のちょっとしたコード進行の変化が私は滅茶苦茶好きでして!!例えば「缶ビール飲み干して」の後に3カポでD→C→Bmとテンポの良い下降の進行がはいることで、如何にも「ゴクゴクゴク」と飲み干してる感がある所とか。あと、「水道の」のところ、それまでは3カポでEm→Dだったのが、ここだけEm→D7→G(G7かも)になっていて、こうなることでちょっと情景描写に繊細さが増したりとか。「海までの道を歩いてく」のところで、Em7→D#m7→Dm7って下降することで、なんか勝手に下り坂想像しちゃってますけど、歩いて前に進んでる感があったりとか。
こういったニュアンスの弾き分けと、今回はビートの叩き分けが滅茶苦茶はっきりしてて痺れました。ギソロが透明度100%の音で爆発した後、めっっっちゃくちゃビートが、スネアが、後ろになったんです。どんくらいかというと、体感きのこ帝国のユーリカのサビくらい重たくなりました。しかも、突然とんでも重たくなったのにバンドでヨレることはありません、最高!あれがめっっちゃくちゃ好きでした。ラブ❣️

今日のMC、とっても楽しそうでしたー!!!
銀河巡礼概論で言ってた、カズキさんはネットスラングで馬乗りになって人を殴るみたいな、それの片鱗が見れて面白かったですー!
MCで覚えてるのは以下
・金マネージャーにパクられた、借金エグい。
・ニシケン、ファン貰ったチョコのメッセージカードの裏に「良ければ連絡してください@Twitter垢」と書いてあって、それがジローさんの垢だった。
・ヤマトさん談。大阪の飲み屋で、隣に座ってた陰キャ2人組が一生スマホ見ながらちょびちょび酒を飲んでたが、陰キャの片方が少しビールを溢したら、相方陰キャが「ぉマエ、コノ店をメチャクチャにする気カァ!」と怒り出した。大阪はインキャもおもろい。
・ヤマトさんがカズキさんに向かって「ぉマエ、コノライブをメチャクチャにする気カァ!」
・カズキさん「京都線って近鉄京都線のことでしょ?あの〜大和西大寺から(以下永遠近鉄の話」「ンなわけあるかぁ!」
・ヤマトさん「僕は杉並区民だよ?君たちは、ふっ、こんなきったないきったない大阪なんて…」
・ヤマトさん「俺、グッズでニシケンの等身大パネル出そうと思ってんねんか、9×万とかで…」
カズキさん「低反発枕もつけて!なんとぉ!お値段95万円!!」
・ギター掲げるのを永遠いじられるカイトさん
・ニシケンはイナイレが好き、理由は必殺技がかっこいいから。
・一生テニプリの話をするカズキさん
・ニシケンはヤマトさんと同じ哲学科でフッサール現象学をやっていた→「おまえはフサケンや」「フサケンでは流石に無理か」
・ヤマトさん、学生の時先輩の家に行ってヘアワックスの中身を味覇と入れ替える、TOEIC直前の先輩の英単語帳に霧吹きをかけて冷凍庫にいれる、などの悪事を働く。その他、100ローのおばさんに指名手配されるなど。
・天の声に叱られるのはヤマトさんだけじゃない!カズキさんも怒られてた。
・天の声に叱られつつ、ステージ袖のスタッフさんにも時間気にしろ!!と怒られる。

思い出す用のメモ程度なので、まとめ内容の粗さは悪しからず。

そして、今回嬉しかったのが、新世界望遠圧縮と翼もくださいを聴けたことです!!選曲がめちゃくちゃ大阪のファンのこと考えてるな〜と思ってラブみが深かったです。大阪でライブやって、最後の方に京都線やってくれるのも滅茶苦茶ありがたいのです。余韻にひたりながら阪急京都線に乗って家に帰れるので...。選曲とセトリが、本当にラブでした。

翼もくださいの最初のドラムだけのところ、いつもよりあっさりめのリバーブのかかり具合でした。今までは若干ディレイも入ってるか?くらいコッテリなリバーブでしたが、これはこれで綺麗やな…。あと翼もくださいのカイトさんのギソロの音使いがマジで好き。アレかっこよすぎます。

そう!市営葬儀で滅茶苦茶ピアノ鳴ってた!!!あんなにいっぱいなってたんですね!!知らんかった…感動。市営葬儀、同期音源使ってるのは勿論あるでしょうが、サビで全てのタイム感があいすぎてて音圧エグくなるのが滅茶苦茶良いです。音圧エグくなるけど、バランスがとっても良くてコーラスも美しく聞こえます。タイム感は最初の音の出だしだけじゃなくて、リリースのとこまでピッタリで超綺麗です。最高!ラブ❣️

SSME、ギソロでビートが重たくなって、転調してからまたビートがズンズン進むように変わる感じがめーちゃくちゃよくてラブでした。SSMEのギソロの音がめぇっちゃくちゃ綺麗だったんですど、あれなんですか??マジで沖縄の海の色みたいな音でした...、ラブ❣️

m7のラスト転調後に、カイトさんがイントロと同じフレーズをキーを変えて弾いてるところ、過去一音に迫力があってスンゴイ良かったです。

今回ボロ泣きしたのがS区宗教音楽公論です。なんと、ガチのバイオリンの人が出てきました。なんと音源の方も打ち込みストリングスではなく、その人がちゃんと弾いているらしく…。その時点で感動です。だってマネージャーにバンドの金パクられて借金までしてるのに、ストリングス打ち込みじゃなくてちゃんと奏者呼んでるんですよ。その音楽と人のつながりに対するヤマトさんの真っ直ぐさに心打たれたというかなんというか…。まあでもこの人wavレコに200時間とかかけてた事を考えたら、そういう人であることは既知の事実かもしれないんですけど、改めてわからされましたね。

そして、西武新宿死のうと思った、と始まります。徐々に入るバイオリン、良すぎるるるるるるるるるるる!!!!なんだこれは!!こんな優美で繊細かつ力強い音流れたら泣くに決まってるだろ!!ゼッハネは同期音源でしたが、味園の生バイオリンエグすぎます。バンドインしたらこれバランスとかどうなっちゃうの???と心配するも要らぬ心配。イントロの「僕に教えて〜」→カズキさんの\ドン!/→バンドイン←ここで号泣。あまりにサウンドが綺麗すぎる。もうこれはバンドではない、完全にオケだ、と言いたいくらい綺麗です。そして全員で息のあったグルーヴから生まれる音圧の壁、壁、壁!!その壁も全部優しくて生温かくて哀愁があります。あまりに良すぎたのと、いろんな衝撃が強すぎて、最初は拳を上げるでもなく足踏みするでもなく、泣きながら、ただただちっちゃく拍手してました。ほんでバイオリンのフレージングもこれまた超素敵で聴き入ってしまう。素晴らしい演奏をありがとうPK shampooとバイオリンの人。(バイオリンの人、名前忘れた、ごめんなさい…。)このまま、このまま、、、。

そして!!3D/Biela!!!ここらへんでヤマトさんの喉が怪しくなってきたでしょうか…。イントロを途中からオクターブ下で歌ってたのですが、いやあ!!!これズッッッルイですよねぇ!!!だってこの歌の後に来るのデカい音のギターじゃないですか。別に今まで通りでも十分イケてますけど、ここをオク下で優しめに歌ったら、次のギターのデカい音やその後しばらくしたらまた来るサビ的なパートとの対比がより際立ってるように聴こえるわけですから、アレンジとして普通に滅茶苦茶良いんです。回避策なのに滅茶苦茶いいなんてずるいぞ!!!!そんなん天才の技じゃん…🥹🥹🥹🥹
あと、ビエラでヤマトさんがダイブしてたりして、ボーカルが飛んでるとこをみんなで合唱してるのも良かったですね。1番最後の「もつれ込む歩幅アルペジオ準急で神戸まで」はヤマトさんが客の方にマイクを向けていてみんなで合唱。最後の最後はヤマトさんが歌います。「たとえ全てをわすれてしまっても〜…、あれ?俺歌詞間違えたわ」めちゃめちゃ良い感じで終わってるのに、歌詞間違えた報告をするヤマトさん。さっきまで曲をガンガンに詰めてる感じだったので逆にこの緩さが緩急ついてちょうど良いですね。知らんけど。

そして、星の入り!!ゼッハネでもやってた新しいやつです!!てってってーーーん、てってってーーーんってやつです(語彙力)。あれが今までにないオシャレで妖艶な感じでとっても良い!!!イントロのおんなじ音繰り返し弾いてるフレーズも星がキラキラしてるみたいで超好きです。あとライブ見るたびに、ヤマトさんの歌もカイトさんのコーラスもより最強になっていきます、あの成長速度痺れるぅ...。

そして本編最後、夜間通用口。ヤマトさんが「今日マスクしてたら何やってもいいらしいで!」的なことを言って上がるボルテージ(窃盗はダメ)。ハットが3回聞こえた後になる、強烈な月光のようなギターフレーズ。カイトさんのギターの音が煌々と光ります。カイトさんのケトナーの青光りと、歌詞に何度も出てくる「青」を重ねてみy…。ヤマトさんからAメロの歌詞が聞こえません。ふとヤマトさんを見ると、歌うのを放棄して最前あたりのファンと一緒に「オイッ!オイッ!」ってやってます。いや歌えよ。まあとっても楽しそうだったのでオールオッケー☆ヤマトさんも客もダイブしてるし、カイトさんがステージ上動き回ってて本当に楽しそうでした。推しが楽しそうなのは幸せですね。会場にいる全員が楽しそうでとっっても良かったです。

本編が終了しアンコール。アンコールの手拍子の時に「ワンモアー!!」とか「アンコール!」って叫んでる人がいたのが、コロナ終わってきた感じがしてすごく良かったです。

アンコール最初は、Mのフレーズから始まる京都線。カイトさんがMのフレーズを滅茶苦茶溜めながら弾いてるのがすんごくよかったです。あと、最近気づいたんですけど、京都線のアウトロのギソロ、最初にバカデカユニゾンチョーキングがなって何小節かたったら、C→B♭→F→Cと、めちゃくちゃ音をウゥウゥウゥってしながら下降していくところがあるんですけど、アレ、新木場の時はトレモロアームでやってたはずなのに、気づいたらもはやカイトさんのギターにトレモロアームすら付いてなくて笑。左手でエッグいビブラートかけてますね。そんな左手で綺麗にウゥウゥウゥってなるもんなんや…。スゴ…。

最後は空のオルゴールで終わりでした。最初が超高速で始まるのめちゃくちゃいいですよね。すごいテンションあがります。楽しすぎて別に最前とかじゃなくて後ろやけどピョンピョンしながら見てました。心ぴょんぴょんなので。今日ほど「2人手を繋げば怖くないよ くだらないけど本当さ」がしみる日はないですね。こんな最高なPK shampooのライブまた観れるなら何も怖くないです。

全曲終わって去るメンバー。ヤマトさんのギターがファーーーーーってなってるのを止めてから帰るカイトさん、結構好きだったんですけど、今回はたぶん全員ファーーーーーって鳴らしたまま帰ってました。ジョンフルシアンテの新譜みたいな音鳴ってました。

あとカイトさんのキャビの隣、なんか知らんヘッド増えてない...?何アレ…。またそのうち分かるか…。

ということで、味園ライブレポ、これにて終了ー!!!
サウンドも好きだし、会場の空気感もとっっても最高で、丁度いい緊張感と緩さがあって、今日のライブはとおっっっっても楽しかったです!!!いつも最高を更新してくれてありがとうございます😭😭😭

次の源湯の弾き語りと3月末のクリーミーとの対バンも超超楽しみです!!!

窃盗犯は見つかるといいですね…。

8/6(日)に大阪城野外音楽堂がある、ということで...!!!最高ですね…。絶対行くもんね🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️
どんだけ金取られても貢いだんねん💸💸💸💸💸

ということで御拝読ありがとうございました!









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