#22 PK shampoo『再思三考』@京都磔磔 2024.01.20
PKを聴くのは大阪城野音以来です。とても久しぶり。というか、ライブ自体1ヶ月ぶりくらいでドキドキワクワク。最近の自分は美術館に行ったり本を読んだりで、音楽とはちょっと距離を置いていたので、ライブを聴いたとて今までくらい脳を動かしながら聴けるのかなと不安になりつつ、ライブスタート。
今日もカイトさん側の1番後ろで見ました。磔磔のフロア、カイトさん側の後ろは足元が段上になっていてちょうど他の人より頭一つ抜ける形で見れて柱で隠れてるニシケン以外はよく見えました。ケン様見れなくてごめんなさい。
結論から言うと、バンドサウンドがかなり変わっていて驚きました、というか、ちょっと困惑しました笑。新譜聴いたらバンドサウンド変わってんのわかるやろアホ、と思われるかもしれないですが、私が1番高頻度でライブに行ってたのはwav〜PRO発売前までだったので、wavの時の音が染みついているわけで、実際ライブで聴いて「変わったんだな」と実感したときの衝撃はかなり大きいのです。ちなみに、前回磔磔で聴いたのは2・3年前?くらいのwavツアーの時でした。コロナ真っ只中で地面の❌印の上に立ってライブを見ているような時でした。もうそんなに前なのか。コッッッワ。
今思えばサウンド自体は野音のときには既に変わっていました。私はその変化がバンド自体に起因するものではなく、会場が野外だから、音量制限があったり屋内とは違う響き方になったりするから、そうなっているんだと思っていました。それに、私自身の感性も時が経てば変化しますし、その影響かなとも思っていました。
で、今回久しぶりに磔磔でライブを見て、音響が〜とか自分の感性が〜とかではなく、バンド自体が変わったというのを知覚して、バンドの変化をそのまま受け止めて、いろいろちょっとずつ腑に落ちてきて、変化を楽しめるようになってきた、という具合です。
まず最も大きな変化としてマスターボリュームがだいぶ落ち着きました。ライブ終わりにいつもなる耳鳴りが今回は無かったので気のせいではないと思います。爆音じゃないと物足りないんじゃないかと思っていましたが、適正音量で聴くってかなり快適ですね。
次に、もう何から書いたら良いか分からないんですけれど、サウンド構成がまっっっじで変わりましたね。各パートの棲み分けが滅茶苦茶はっきりしました。いままでこんなリードギターのフレーズはっきり聞こえたことなかったですよ。過去にどれほどm7のリードのコピーに苦労したことか。今なら1発で聴き取れるじゃないですか。だいぶスッキリしたなぁ、と思いつつ昔のいろんな音が交錯してる感じも恋しいなぁ。
前はもっとギターや打ち込みがデカくてボーカルが埋もれてる(いや、飲み過ぎで声出てなかっただけかもしれん…笑)感じでした。各パートの音量差とどの帯域に主軸を置いてどこで輪郭付けするかが、どえらい明瞭になっていました。下からヤマトさんギター→カイトさん声→ヤマトさん声→カイトさんギター、の順で積み重なってた気がします。すごい感覚的な話ですけれど。
あと、ベースがデカくなって高音域が超削れました。今までは高音域にいろいろ楽器がいた記憶なのですが、今回パッと聴いて明確に高音域を占めているのはシンバルくらいだった気がします。ニシケンのベースをウンコだと言う人はもう誰もいないですね。磔磔の地面がベースの音でだいぶ揺れてました。
今までのサウンドは人口ピラミッドの壺型(グラフの下が低音域、上が高音域)みたいなサウンドだった記憶なのですが、今回はザ・ピラミッド型という感じでしたね。低音域が圧倒的にデカくて土台としてしっかりある、的な。今までもそういう音作りだったけれど、爆音すぎて聴き取れていなかっただけかもしれません。
他には、各パートのリバーブやショートディレイ?がかなり薄くなった気がします。いや、絶対薄くなってる!(知らん)
などなど、いろんな変化がありましたが、何より演奏が前より格段に上手くなりました。一つのバンドを長期間追っている身としては、この気づきはバカデカ感動を呼びます。今まで上げたいろんなサウンド変化も、バンド自体の演奏力があがったからそう変化したという所がかなり大きいと思います。PKを追っててよかった〜❣️
はい、曲の話を軽くします。
君の秘密で始まりました。wav磔磔の自分のライブレポを読み直したところ、その時は君の秘密のイントロでニシケンがベース弾いてるときのスネアにリバーブがかかってたらしいです。そんなことしてたんや、ほへ〜。今回はたぶん何も気にならなかったから、リバーブはかかってなかった気がします。イントロはギターの音の煌びやかさが力強いベースの音と相まって心地よかったです。
君の秘密のアウトロが消去されて、すぐに夜間通用口が始まりました。君の秘密のアウトロ、ゆっくりテンション上がっていく感じが滅茶苦茶好きだったからとても悲しい、悲しいぞ…。
そして夜間のアウトロも消去されて奇跡が始まりました。こんなの逆奇跡じゃねえか。カイトさんのキモいオタクなので夜間のアウトロのギソロ聴きたかったよ…🥹🥹🥹
ほんで奇跡が終わったと思ったら、き、君の秘密が、君の秘密がさ、再開!?!?君の秘密のアウトロが始まりました!!アウトロ聴けた!!嬉しい!!!!とても嬉しい!!!やはりPKの真髄はクソ長イントロとクソ長アウトロ!!!!最高〜!!!!!!!夜間のアウトロはまた別の機会に聴かせてください。
前よりコーラスの響き方や重ね方がいい具合になっていて、特にコーラスが頻繁に上行ったり下行ったりする3D/Bielaは歌詞がもつビート感との相乗効果でより縦にメリハリがあってノリノリで聴けました。
今回は私が好きな市営葬儀、m7、翼もください、が聴けてとても嬉しい。m7の長曾我部フレーズが爆ギマリしていました。
翼もくださいの最初の偽3D/Bielaみたいなドラム、毎回リバーブかかってたのですが、今日はかかってませんでした。ちょっと寂しい。と、思っていたところ、アンコールでやった天王寺減衰曲線のイントロの前半から後半へ転換するキメの部分のドラムの「ドンッ」にそれはそれは綺麗にリバーブがかかっていて「うおおおおおおおおおおおキモチエエエエエエエエエエエエエエエエ」となりました。あれ卓操作してるPA側も気持ちいいだろ絶対!!!!!!!!
という感じでライブはイケイケでした。
そういえばwavツアーの磔磔の日も雨が降っていました。今回の磔磔の日も一日雨で、チケットもソールドしていて雨と人間の湿気で雨の日サウンドだったので、次は晴れの日のPK磔磔をドロップしたいです。ので、PK shampooさん、良ければまた磔磔でライブをしてください。
バンドの変化についてくのに精一杯で、細かいところは今回あんまり聴けた気がしないので、次回岡山でゆっくり聴こうと思います。BIG LOVE PK shampoo❣️
ということで、ご拝読ありがとうございます。
解散!!!!
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