#16 PK shampoo 東京キネマ倶楽部
2022.10.15.@東京キネマ倶楽部 PK shampooライブレポです。
はい、どうも、ブルスク以来PKのライブに行けていませんでしたが!!ようやく!!この日がやって来ました!嬉しすぎてレポート書いてたら6000字を超えました。何やっとんねん。毎回クソレポートを読んでくださってる方、ありがとうございます😭
先行物販
先行物販で、奴隷根性を発揮してnewTシャツは白黒どちらも購入!!ちょっと話それますけれど、物販はアーティストを最速で助ける手段なんです!!なので、みんなグッズを買え!!「👩>そのTシャツは既にもっている」そんなこと言わずに違う色も買え!!着すぎてヨレヨレになった時ように予備も買え!タオルは実用・飾る用・枕カバーがわり×2で4枚買え!!(これノエルギャラガーが言ってたなそういえば)
はい、話戻します。
先行物販で買うもん買って、キネマ倶楽部近くの長山というラーメン屋さんに入店。食券を店主さんに渡してラーメンが出てくるのを待ってたら、あろうことか、アリマさんと吉村さんが入店してきました。私、ビビり散らかして硬直!!「銀河巡礼聴いてます!お髭卵ちゃんおもしろかったです!」とか全然言うことあったけど緊張してガン無視!!いや、そもそもお二人は休憩時間の最中なのでこの対応が正しい!!!ラーメンが出てきた瞬間、ラーメンを吸い込む勢いをダイソンの掃除機にして、逃げるように退店。(ラーメンはめちゃくちゃ美味しかったです^_^この日ラーメン屋3軒回りましたが、ダントツでした。)
店を出てしばらくして思い出した…。テンパりすぎて午前中行った美術館で買った目録とかクリアファイルとかポストカードとかはいった袋、ラーメン屋に置いてきた。クソが。(ちゃんと取りに戻った)
ドミコ
友達がドミコのキモオタをしてて、カッコイイと毎回言っているので、とっっても楽しみでした。
はい!かっこいいー!!!!ドラムの音綺麗すぎ!!やっば!!何そのスネアの音!世界で1番愛せる音してるわ!音のバランス綺麗すぎ!!
ギターも音が綺麗すぎますね。多彩なモジュレーションを絶妙に使い分け、巧みなルーパー捌きでメンバーの少なさを全くマイナスに感じさせません。毎回、この人いつの間にルーパー踏んでたの...?となります。全然どういうエフェクターか知らないですけど、ギターの6弦でベースみたいな音出してて本当にびっくりしました。マジでベースいらんやん…。この奇天烈なギターにサイケデリックな歌い方がめちゃめちゃあってるんですよ。
PA卓にも1つボードが置いてあってビックリです。PAさんがそのボードのエフェクターをライブ中にいじって、シュワアアアアアアアって音出してて、うおおおおおおおすげええええ、となりました。
最後が、ペーパーロールスターでしたか、クソ長セッションをしていてマジで上がりました。最近のバンド、客がついて来れないのを怖がってかこんなクソ長セッションをするバンドはありません。セッションでの楽器を通した2人の会話は最高です。2人で息を合わせて上がったり下がったり、途中でドラムが上がってる横でギターの人はわざとそんなに上がらず次のフレーズへの転換を印象的にするみたいなところがあって、これ打合せなしでやってるの天才すぎるだろと思いました。
マッッジで天才すぎました(語彙力。しかもこのバンド、ノリ感が良すぎてめちゃくちゃ踊れます。PKはじまる前にかなり体力持ってかれました。恐るべしドミコ。キネマから帰る途中もずっと脳内でこんなのおかしくない?がループしてました。PKがあんなバケモンライブしたのにドミコが脳内ループしてんだぞ、おかしいにきまってるよ…。
PK shampoo
今回もカイトさん側で聴きました。キモオタなので^_^
そういえばキモオタなので朝貢の一つや二つくらいしてみたいのですが、差し入れっていつ渡すんですか?ライブ終わり出待ちはしたくないんですよね、時間外労働をアーティストに強制してるみたいだし。アイドルは写真とってもらうのもチェキだ!チェキだ!言うて金取れるのに、バンドマンは時間だけ取られて全く金にならないのも個人的に不憫。話それました。とりあえずカイトさんのギターアンプ直線上最後方で聴きました。
転換でちょっとだけ音出し。
カイトさん、聴く度に音像とんでもなく綺麗になっている気がします。使う機材変わってないのに何で?????
ヤマトさんのギター、ドンシャリですね。特に高音域めちゃデカい。ずっとワウ踏みっぱなしみたいな音がします。転換でテックさんが弾いてる時、客全員の鼓膜逝くぞ、と思いました笑。毎回、途中から耳が慣れてくるんですけれど。今日は一段とトレブルデカかった、というよりはそもそも全体の音がいつもよりデカかったのでトレブルも持ち上がる、が正しいですね。
戦闘チャンピオンが鳴って本番。どっかの団体かなんかが流れる音源と一緒に戦闘チャンピオン歌ってたのが、みんなPKのライブ楽しみなんだな〜と思えて、なんか良かったです。
ヤマトさん以外の3人はステージ袖から出てきましたが、ヤマトさんは上の豪華な所から登場。いつも銀河巡礼概論で「このっ!ウンコにたかるハエどもが!誰がウンコじゃ!!」と言っているヤマトさんですが、今日のヤマトさんはウンコではなく、完全に王様です。王様なのに少しだらしない感じがとても良い。
ヤマトさんのギターの音が劈き、会場を揺らすほどの咆哮で夜間通用口が始まりました。カイトさんのオクターブ奏法は地面をもちあげるが如く太いビッグマフの音でE♭からB♭へ。音の上昇と共に興奮と感動が一体化する、夜間通用口のイントロが本当に好き。
夜間のイントロ前半のリードギターは、4小節なんか弾いた後に4小節G G GB♭C B♭ G GB♭ C B♭ C B♭というフレーズを弾く(伝われ)というのを4セットやっているのですが、後半2セットの前半4小節はいつもと違うの弾いててンギュー!!!キュンです!!!ここ、いつもノイズ的な感じでギュウイイイイイって感じだった記憶なんですけど、なんか弾いてたか、ノイズ感が違ったか、そんな感じでした。
転換音出しの時はカイトさんのギターの音とヤマトさんのギターの音しか聞いていませんでしたが、全員音がめちゃめちゃ綺麗になってます。1番びっくりしたのはカズキさんのドラムです。ええ!そんなドラム鳴りだったけ!!うっひょぉ〜!!テン上げです。どの楽器も輪郭がはっきりしていて、以前よりだいぶ奥行きがあるというか。輪郭もトレブルの中で喧嘩してる訳ではなく、カイトさんギター→キック→ヤマトさんギターみたいな感じで綺麗にすみわけられている印象。もっと平面的なバンドだと思っていました。こんな立体的なサウンドと演奏のバンドだったけ???人間の成長エグ。
興奮が冷めぬまま2曲目が、なんと京都線。いきなり京都線が始まりました。あまりに勢いが凄すぎる、置いてけぼり食らわないようにするのが精一杯でした。カズキさんの曲のキメとかでやりがちな「ドン!」あるじゃないですか、今日の「ドン!」がほんっとに音がデカくて、こう、腹から響く感じでめちゃめちゃ良かったです。声を上げて泣いてるような京都線アウトロ終わりまで爆走。
三曲目だったか四曲目だったか、m7は先ほどとは一転して、ヤマトさんのなんだかノスタルジックを感じるような穏やかなギターが、sus4の響きで少し切なさを帯びて会場に響き渡ります。いつもとは違ってかなり遅いテンポで始まったm7、「水性ペンの走り書きのような」とヤマトさんの遠くを眺めるようでまっすぐな声で弾き語りが始まりました。「思い出ばかりにすがって」からバンドイン。いつもと違う曲入りにビックリです。PKもたぶんライブでいきなりやったのでしょう、ステージ上でここでバンドイン!みたいな指示を出してるヤマトさんを他3人が真剣に見ていたのがとても印象的でした。まさに今、バンドをやっているという感じでとても良かったです。
あまりにもメリハリの凄すぎる演奏を見せられて度肝を抜かれました。とんでもなく成長していて、いい意味で既知のPK shampooはどんどん消えていくわけです。それが少し寂しかったりもするわけですが、演奏と打って変わってMCはいつまでたっても変わりません笑。居酒屋の会話みたいなMCのおかげで、私は安心してPKのライブを見ることができます。もし、いつかPKがMCで邦ロックバンドにありがちな、Dのオンコードの進行でアルペジオ弾いてアツいこと(笑)言う、みたいなことをしだしたら私は秒でファンを辞めると思います。
今日のライブは衣装さんが付いてるらしく、カズキさんもいつものいかにもサーフィンしてそうなシャツではなく、どこぞの脚本家みたいな格好だし、カイトさんはベージュのセットアップでなくてスカジャンだし(アー写がスカジャンなのでマジテンアゲ)、ニシケンは自分の立ち位置上あんま見えんかったし、ヤマトさんは赤いヤツ着てました。ヤマトさんとカイトさんがヤンキーがつけてそうなジャラジャラネックレスつけてましたが、顔と演奏がイケすぎててそっちにしか目が行かないので、ネックレスにはMCで言われるまで全く気づきませんでした。(アホ)
衣装さん着くとかすげえな、マジでどんどんデカくなっていくなPK shampoo。凄い勢いでデカくなってくのに、銀河巡礼概論で「バズリズム言うてる人が今年一曲もリリース無しとかありますか!?!?」ってファンからメールが来てるのも面白いです。
最初のMC前後から全然曲順を覚えていないのですが、ヤマトさんが「俺は世界を見ているよ!世界とかじゃなくて宇宙を狙っている!例えば木星とか…」と、云々言い出して「木星の人聞こえますかー!!!…、そんな曲やります」と言って、SSMEを始めたのは覚えています。音がキラキラしてて、そのキラキラがどれだけ願えど到達できない夜空の星みたいで、逆に切ないのが最高な曲です。転調後は、やはり音源で聴くより断然迫力と疾走感があります。
今回のライブでかなり驚いたのは、たぶん市営葬儀なんですけれど、ピアノがなっていたことです。和音ではなく短音で鳴っていて、それが儚さを後押しします。市営葬儀はイントロと1サビ終わりは同じフレーズのギターが入っています。イントロの時の方が力強く鳴っていて、1サビ終わりは囁くように鳴らすことで対比になっていて、次に来るギソロが爆発的にきこえる訳です。今回のライブはそこの弾き分けが、かなり明確で好きでした。イントロがかなり力強かったぶん、1サビ終わりのフレーズの儚さが美しかったです。
奇跡のギソロがいつもの倍バキバキでめちゃめちゃ笑っちゃいました。すごいものを見ると、私は笑っちゃうんですよ。いつも奇跡のギソロはバキバキですが、今日のはもはや破壊光線です。ギソロフレーズも初めて聴くフレーズでした。奇跡はもともと勢いのある曲なのでギソロで破壊光線をださないと抑揚が上手いこと出ないのです。勢いマシマシになって、後半のゆっくり部分との対比が更に強調されていて良かったです。
翼もくださいの最初のドラムにかかるリバーブがマジで過去一綺麗でした。またあれ聴きたい…。
新曲は、列伝東京でヤマトさんが一瞬弾き語りした曲でした。ようやく生で聴けて超嬉しい🥹初めて聴いたし、爆音だしであってるかわかんないですけど、3回くらい転調してた気がします。これぞPKという感じですね。カイトさんのギソロに対して私は「パワー!!チョーキング!!」というイメージがあるのですが、今回はそういう感じでは無さげだったのが逆に気になりすぎて気になりました。リリース楽しみにしています。
今回の二条駅めちゃめちゃ印象に残っています。ギソロがいつもと違うフレーズだったのもありますが、ヤマトさんの地声から裏声に変わるところが以前の比じゃないくらい滑らかになっていて、感動しました。二条駅、wavリリース直後はそんなに好きじゃなかったのですが、最近この曲のサウンドがあまりにもGrowly周辺の夜の風景すぎるな、と思ってよく聴いています。この曲を聴いてると、ライブ終わりにGrowlyの外で駄弁ってたら「近所の方の迷惑になるので〜」ってシャッチョさんが注意しに来る姿や、帰り道グローリーから自転車で帰る街灯少なめの道を、鮮明に思い出します。
本編は星終わりでした。どんどん音が綺麗になっていくPKのバンドサウンド、星空というよりは星空の向こうみたいな音で、奥行きがあります。星のギソロ前の「僕ら星になれたなら〜」のあたり、いつものライブと違うリードを弾いてたような…。オッ?となりました。星のギソロの前半部分もアレンジが変わっていました。最後まで変化を見せてくれるバンド、最高です。
アンコールは、死ぬほど好きな天王寺のイントロのアレで始まりました。勢いよく爆音が鳴って、後半ゆっくり重めビートに変わりカイトさんの陽気な感じのギターがなって、天王寺の本編が始まります。最高すぎて踊り狂いました。
そして空のオルゴール。勢い〜!!!ってか本編より音デカくね??気のせい?PKもテンションマックスだったみたいで、ヤマトさんは動き回ってて途中でマイクの線が抜けたかなんかで声がスピーカー通して出なくなったんですね。たしか「死んでしまった方がましなくらい冷たい夜もあるけど」のちょっと前くらいから。あの時に客が合唱する声が聞こえてきたのが、PKの熱気と客の熱気が衝突して化学変化を起こしているようで、とても良かったです。
よし、終わったぞ、と思って帰ろうと入り口付近まで来た瞬間、まさかのダブルアンコールでした。PKのメンバー全員「曲何やるんだ??」みたいな顔をしてたのをよく覚えてます。ヤマトさんが「学生街には何もなかったよ」と歌い出したときに、カイトさんが「あー!それね!」みたいな動きしてたのがとても印象的でした。学生街全能幻想が終わり、今日のライブエグかったな〜と思っていたら、ヤマトさんが「もう一回夜間やろう」と言い出しました。
あの、あのヤマトさんがです。今までライブで「疲れたし一曲削ろう」と、クソ長MCして「時間おしたし一曲削ろう」と言ってたヤマトさんです。夜間通用口を「あのクソ曲」とまで言っていたヤマトさんです。
今日で世界が終わるんじゃないかと思いました。いや、こんな最高な夜なら、もはや今日で世界が終わって欲しいとすら思いました。今回のライブは夜間通用口で始まり、夜間通用口で終わりましたが、初めと終わりではもはや別の曲です。最後の一曲、明らかに本編よりデカい音で曲頭のオクターブフレーズが炸裂しました。もうミキサーのピーク超えてるだろこの音のデカさ。
ヤマトさんがギターを置いてデカいスピーカーの山にのぼったあたりからあまり記憶がありません笑。フロアから見てるのに、なぜか幽体離脱して天井からライブを見ている感覚すらありました。ヤマトさんがギターを置いた分、カイトさんがいつもリードのとこをコードを弾いていたり、フレーズを選んだりしているのが見れてよかったです。
新曲で「優しいサヨナラを教えて」って歌ってて、ダブルアンコールが学生街と夜間とかいうミサイルぶち込むレベルの激しいサヨナラの曲なの、意図してても偶然でも天才ですね。
東京キネマ倶楽部、PK shampoo、会場を熱気でまとめつつ、客一人一人のメンタルは爆音とカリスマ性でバラバラに破壊してライブが終わりました。お陰様で放心状態です。あと、絶対カイトさんと同じ機材買おうと思いました。
という事でライブレポ終了。
最高のライブをありがとうございました。
2月からワンマンツアーだそうで、前より一段とデカくなった会場でボレロを聴けると思うとワクワクが止まりません。絶対冬あたりにツアーやるだろうなと思って、かなりの飲み会を断り、化粧品を全部クソ安いのにして、バイトを入れまくって金を貯めといた私天才!!
ツアータイトルは「Don't Trust PK shampoo」らしいです。wavツアー香川飛ばれた時から全くtrustはしていないので、今更ですね。振替公演が自分がコロナで行けなかったので一生根にもってやろうと思います。整番12番やったのに…。一生根に持つけど、全然trustもしてないけど、京都から沖縄まで見に行くくらいには好きだからなクソが!!!!2月のツアーも可能な限り全通目指して行くよクソが!!!!!!
ご拝読あざしたっっっ