見出し画像

アメリカのメディケアはどうなのか?

7月に65歳になったので、アメリカの高齢者医療制度、メディケアに加入した。手続きで手間取ったので、メディケアに被せて加入するMedicare Advantageに加入したのが9月から。正直、まだ良いのか悪いのか分からない。

御利益を感じたのは先週、処方箋の薬(血圧とコレステロール)を薬局にもらいに行ったとき。以前の保険では、窓口で何十ドルか払ったのだが、今回は両方ともゼロ。なかなか優秀である。

問題を感じたのは、今週歯医者に行ったとき、この保険は使えない、と言われたとき。たまたま前の保険がギリギリ使えたので、良かったが、来月からその歯医者に保険は使えない。

使えない理由は、歯医者がIn Networkでない。保険がHMOだとOut of Networkの歯医者で保険は使えない、ということだ。

メディケアに限らず、保険にはHMOとPPOの2種類があって、HMOの保険は医者に行くときにまずかかりつけの医者に行かなければ保険が使えない。専門医にいきなり行けないのである。

私は専門医にかけこむような病気に今のところかからないので、HMOで問題はなく、過去2年くらいHMOでやってきた。ただ、そのとき、歯医者の保険は別保険でPPOの保険だったらしい。

Medicare Advangageは医療と歯医者がセットなので、医療がHMOだと歯医者もHMOになるそうだ。医療がHMOで歯医者がPPOの保険を探して欲しいと保険会社にも頼んだし、自分でも調べたが、「そんなの無い」というのが答えだ。

この問題を解決するにはいくつか方法がある。

1.歯医者を変え、HMOの保険が使える歯医者に行く
今の歯医者はダラスに来てからずっと、10年近く行っているので、できれば変えたくない

2.Medicare AdvantageをHMOからPPOに変更する。
今年は変更できない時期なので、来年1月から、でもPPOの保険はHMOに比べて自己負担額の上限が3000ドルくらい高く、面倒な病気になったときに持ち出しが痛い。

3.歯医者の保険に別途加入する。
Medicare Advantageが歯医者をカバーしているので、2重加入になるが、今の医療保険を変えずに元の歯医者に行ける。2重加入はバカバカしいようにも思えるが、歯医者の保険料は月額$40くらいなので、医療保険を変えて大きい持ち出しの心配するより安全。

保険を変更するにはタイミングがあり、次は11月に来年分を決める。もう今年は歯医者に行かないと想定し、万一クラウンが取れたら、メディケアが使える歯医者に応急措置で駆け込む。来年は1,2,3のどれにするかじっくり考えることにする。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?