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世界は誰かの仕事で出来ている

缶コーヒージョージアのCMで有名なフレーズだ。

これは本当に言い得て妙で、資本主義社会の真理を表していると言っても過言ではない言葉だと僕は常々思っている。

世の中を見渡せばありとあらゆるモノやサービスに満ち溢れていて、それらは総じて誰かの労働の賜物である。

衣食住どれをとってもお金無しでは満たせないし、道路だってタダでは無い。

お金が絡むということはそれはビジネスであり、誰かの提供するサービスなのだ。

僕はたまに岩手の山奥に行くことがあるが、どんなに人里から離れたような所でもちゃんと道路が繋がっている。

夜中なんかは真っ暗でとても心細いものだが、そんな時はこの道を一生懸命ならして、アスファルトを敷いた人達に思いを馳せる。

そうすると不思議と寂しさは軽減されるのだ。

また、普段何気なく食べているその食べ物も、多くの人の手を渡って、ようやく僕の口へたどり着いたものだ。

まるで命繋ぐためのバトンである。

今日この食べ物を食べて命を繋ぐことができるのは、たとえそれが自分の食い扶持を稼ぐための労働だとしても、その人達が懸命に働いて、食料のあるところから、食事の無いところへとその食べ物を運び繋いでくれたからなのだ。

いかがだろうか、

たまにこんな風に、普段の当たり前に1歩踏み込んで思いを馳せてみると、世界のダイナミズムを感じることが出来て、なんだか心地よい。

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