情報と、感性と、理論と、情報
コロナ禍中お休みしていた『ゆる体操』を再開しました。
ブランクを取り戻すため、初級クラスでリハビリ中です。
ときどき先生が小話(理論の説明)をしてくれますが、たいてい「詳しくは中級で」という決めゼリフで終わります。
初級では緩んで気持ち良くなることを目標にしているので、理論の説明は最低限なのだそう。
「感性と理論だったら、もちろん感性の方が大事です」と先生は仰います。
ゆる体操は身体にほとんど負荷がかからない、誰でもできる易しい動きばかりですが、生徒さんの体験談の中に「1年以上ゆる体操の気持ち良さが分からなかった」というものがあり、それを読んで「すごく波動調整®的な話だ」と思いました。
なぜなら易しい体操でありながら、非常に奥が深く、ちょっとやそっとで極められるものではないからです。
中級クラスに上がるとそれを実感します。
中級では、理論を参照しながら感覚を駆使して、身体の変化に意識を向けつつ動くことが要求されます。
レッスンに身体が追い付けなければ、理論を消化できずに脳が疲労してしまいます。
なぜか?
感性が、まだ十分に育っていないからです。
変化を認識する力に乏しいので、身体内で何が起きているのか分からない。
上に行けば行くほど繊細さが必要です。
感性が未熟なところにいくら高度な理論を詰め込んでも、それを活かせないどころか、返って不具合を生じてしまうことの方が圧倒的に多いのです。
これではレッスンを受けていても楽しくありません。
実際、初級に戻ってしまう人もいます。
先の “1年以上ゆる体操の気持ち良さが分からなかった” 生徒さんは、言い換えれば「1年以上かけてじっくり感性を育てた」のだと思います。
こういう方は、中級に上がってもちゃんと応用が効くことでしょう。
お稽古事や芸事、仕事などは本来、何年もかけて身に付け、磨いていくもののはずで、たった1年をネガティブに考えてしまう我々の方が、異常だと思いませんか?
わたし自身、物事の習得にとかく時間がかかる人間で、何をやっても常に最後尾辺りを走っています。
後から来た人に追い抜かれて焦ることが、しばしばありました。
が、置いていかれまいと知識を詰め込めば、頭でっかちになってバランスが崩れ、身体がスムーズに動かないので、ちゃんと生きている気がしないのです。
“いま” が感じられないから。
感性はわたしたちを緩め、理論はわたしたちを固めます。
人は物質ではなく、瞬間ごとに破壊と再生を繰り返す生命現象です。
理論はその現象のごく一部を写真に収めたものに過ぎず、実際の生命の中では、あらゆるものが連関しながら動いています。
そのダイナミズムを丸ごと捉えられるのは、感性に他なりません。
理論とは言ってみれば、世界はこう成り立っているに違いない、と納得したい人類が作り出した後付けです。
だから波動調整®講座は、頭で理解しようとしても、できません。
“頭で理解できる情報” は “生命にとっての情報” ではないのです。
ちなみに波動調整®とゆる体操は、ちょっとした縁で繋がっています。
波動調整®講座番外編②『体と身体』では、参考文献がいくつか紹介されます。
その中の1冊『究極の身体』の著者・高岡英夫氏が、ゆる体操の創始者なんです。
ゆる体操は、波動調整®講座受講生におすすめです。
「観察」が苦手な方
「受容」のワークがパワーや勢いで “出来て” しまう方
緊張が強い方
慢性的な不調を抱えている方
気持ち良く緩みながら、自分の身体を観る力と、軸が育ちます。
わたしが通っている『神楽坂ゆる体操教室』は飯田橋にありますが、オンライン受講も可能です。
興味がある方は、一度体験レッスンを受けてみてください。
★神楽坂ゆる体操教室→🖱
なお波動調整®講座番外編②『体と身体』→🖱 はリクエスト開催制につき、希望者はサポートスタッフ 石川間奈夫 へ連絡を。
2023年の締め括りに、このイベントで皆さんと共振できるのを、とても嬉しく思います。
★12/31 オンライン【2023年末SP】無料一斉遠隔波動調整®&トークライブ
そして2024年も、波動調整®講座、波動調整®セッション会&復習会、個人セッションでお会いできるのを、楽しみにしています。
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