対世界比率自分何%?
先月半ばに波動調整®講座2nd後編、今月初めは1stにサポート参加し、“観る” について考えを巡らす日々が続いていました。
1stで学ぶ『敬意を払う』も、2ndで学ぶ『観察』も、他人にやる方が簡単で、自分にやるのが一番難しい。
特に敬意を払う、は。
個人セッションを提供させていただくようになってから、ますますそう感じるようになりました。
自分は観察される対象であり、観察する主体ではない。
自己同一化が激しいと、自分の身体は容れ物である、ということが分からない。
観るとは、自分ではなく背景を通して繋がり、今と同期すること。
だから自分がどれほど頑張って目を凝らしても、何も観えない。
自分が頑張るのではなく、自分を対象化しないと、敬意も払いようがない。
頑張るって、自分特有の行動なんだと思います。
たとえばお風呂場で髪を洗うとき、なぜか毎日めちゃめちゃ頑張っています。
主体が対象の中に完全に埋まってしまって、世界には自分しかいない、自分が世界を呑み込んで、もはや前後左右上下の判別がつかない中、目を瞑って必死に洗う。
洗い終えて目を開けてから決まって気付くんです。
やばい、いま世界が消滅してた、と。
ワンネスの真逆の状態って、ちょうどこんな感じなのかもしれませんね。
前回の配信で紹介した『ゲド戦記』を先日読み終えたのですが
(↓前回の記事)
全編にわたり何人もの魔法使いを通して「魔法を使う際には、それによって世界の均衡を崩さぬよう細心の注意が払われねばならない」という警告が繰り返し発せられます。
自分が世界の中心、と思って生きている魔法使いからは出てこない台詞です。
残念ながら、すべての魔法使いがちゃんと観えているわけではない。
そして、ゲド戦記の舞台アースシーの均衡が崩れたのは
人間が死から逃れるために魔法を使ったからではないか?
と考えてみたりしました。
自分が世界の中心と思って生きている魔法使いって言うとすごい悪者に感じますけど、わたしたちのことですよね。
仮に悪意がなくても、肉体の死を恐れたり、心が傷付くのを恐れたりすること自体が、世界の真ん中の頂に自分を立たせる意識になってしまうからです。
だってわたしたちは、自分の感覚を基準にしてしか世界を測れないし、そこから外れるものに対しては、たいてい不快な反応を示して自分を守ろうとするでしょう?
魔法だって高純度で強力な人間の想念ですから、自覚して扱うのか、無自覚に撒き散らすのかの違いがあるだけです。
生物学者の福岡伸一氏いわく
死は最大の利他
なのだそうです。
新しく誕生する生命に場所を譲る、という点で。
わたしは好んで氏の著書を読みますが、それは「自分(人間)は世界のほんの一部である」という広い視座で、地球上の生命のダイナミズムについて面白く語ってくれるから(氏を知ったきっかけはフェルメールですが)なのです。
古典児童文学が好きなのも似たような理由かもしれません。
約11年前、初めてひろ子さんにお会いして個人セッションを受けたとき、こんなことを言われたように記憶しています。
あなたは自分、自分、自分、で一杯になっちゃってるから、他の人と一緒に何かに取り組むことをした方がいい。
今度『自分マスター道場』っていうのを始めるんだけど、参加してみたら?
きっと楽しいよ。
波動調整®講座を受けるより、そっちの方がおすすめだなぁ…。
当時のわたしがこれを読んだら
じゃぁ、自分のことを考える暇がないくらい他の人を助けていれば良いんですね?
と字面で解釈したに違いありません。
世界に対して自分の占める割合が大きければ大きいほど、窮屈で、不自由で、深刻で、何をしてもすぐ行き詰まります。
自分はまだまだ観えていない、という謙虚さを見失わず実践を重ね、観ることを深めたい。
そんな思いから『波動調整®実践会』を企画しました。
波動調整®講座受講生限定の波動調整®セッションを実践する会です。
講座で学んだことを腑に落とし人生で活かしたい方は “ご都合をつけて是非” お越しください。
なお、7月以降は事情によりセッション会をcloseし、実践会と復習会のみ開催します。
受講生以外の方はひろ子さんや他のサポートスタッフが主催するセッション会に足をお運びいただければ幸いです。
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