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中村憲剛と鬼木達と。

最近、見た、2つの記事。



ず~~~~~っと優勝できなかった川崎フロンターレが、鬼木さんになってから初優勝し、2連覇し、今季の異常なまでの強さを見せているところなどから、「名将」であることは疑いようのない事実ではあります。

ただね、疑いようがない事実であるものの、それを疑いたくなるのは、「森保さん」という広島で3回優勝した監督が、日本代表の監督になってから、「へ?なんでことになってんの?」っていう戦術も修正も何もない状態を見せつけていることが1つ。

なので広島での優勝経験は、森保さんの力なのか、コーチだった片野坂さん他の力なのかがわからない。


もう1つの例で言えば、Jリーグで1番勝っている西野さんは、ガンバで勝ちまくったわけですが、ガンバ以外ではほぼ結果を出しておらず、そのガンバには遠藤保仁という選手兼監督がいたわけですね。

でね、フロンターレの鬼木さんに関しても、中村憲剛という選手兼監督がいるわけで、果たして、出した成果のどこまでが監督の力量であるのかが、評価が非常に難しいと思うわけです。

日本人監督で、複数のチームでそれなりの結果を出しているのは、岡田武史と長谷川健太くらいではないでしょうか?

みんなが、「複数の優勝を狙える戦力を持つチーム」で指揮を取れるわけはないので、それも評価が難しいのですが、Jリーグの歴史で複数チームで優勝した監督は1人もいないわけですね。

それでも、片野坂さんとか、J2レベルのカネと戦力しか持っていない大分をJ1で普通に戦えるチームにしているし、横浜FCを率いている下平さんも大健闘していると感じているので、そういう人達にはね、優勝を狙える戦力を持つチームで指揮をしてほしいと願うわけです。


でね、同じことを川崎の鬼木さんにも求めたいわけですが、この状況で川崎のフロントが手放すわけがないですね。

今年の優勝はほぼ決定だし、「コロナ問題により、3人じゃなくて5人まで交代可能」っていう今年のルールをほぼ完璧に使いこなし、「誰が出てきても一切戦力が落ちないどころか、相手が疲れているところで全然疲れていないサブというかスタメンでもおかしくない実力の選手がフレッシュで入ってくる状態」を毎試合作り上げ、ほぼ反則としか言いようがないチームを作っています。

それだってね、「戦力が豊富なんだから当然」って言ってしまうのは簡単ですが、そんなわけはなく、同じように選手層が厚いアントラーズは微妙なわけで、他のチームに行けば常にスタメンフル出場出来る選手を、サブでの起用がメインであるとしても高いモチベーションを持たせ続けるのなんてのは、誰でも出来るマネージメントではないですね。


でも、だからこそ、他のチームでも結果を出してみて欲しい。

鬼木さんに海外志向があるのならば、中国や中東のチームでもいいだろうし、フロンターレと当たらないJ2やJ3のカテゴリーの違うチームでもいいのだけれど、まあ、本人が「新しいチャレンジをしたい」っていう意向でも持っていない限り、下に行く意味もないんだけどねえ。

先日、代表戦の親善試合を初めて海外組だけで組んだ、ってことが話題になりましたが、いまだ日本人監督で海外で指揮を取っている人は皆無に近いレベルです。

ようやくW杯を経験した選手が監督・コーチになってきたわけですが、「海外に出た監督・コーチ」は本当に誰もいない状態で、1番近いのが「ガンバで結果を出せたら?」っていう条件付きのつね様ですかね。


ちょっと話が逸れた感じがしますが、中村憲剛と鬼木達という2人は、日本サッカーの宝だと思うんですね。

フロンターレの宝であるのは間違いないけれど、日本サッカーのこれからを背負うべき大切な存在。

そして、「監督・コーチ」という、まだ誰もヨーロッパの4大リーグに入って行けてない状態を変える最初の人達である、ってことも期待しつつ、頑張って頂きたい。

憲剛のプレーはまだ見たいけど、早く指導者になって欲しいとも思うジレンマw

とにかく、身体には気をつけてね♪

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