面白い文章の書き方。
私は定期的に「面白い文章の書き方」的な本とかサイトとかを巡ります。勉強のために。
で、さっき見たサイトに、
文章が面白い人の特徴をまとめました。
好奇心が旺盛で新しいものが好き
書籍やWebを問わず、様々なジャンルの文章を読む
日記や好きな言葉をメモしている
インプットとアウトプットをしている
外向的で人とよく話す
面白い文章を書くのに文才は必要ありません。外からの刺激を受け入れ、その経験を書くなり話すなりして文章化できれば、自然と面白い文章が書けるようになるでしょう。
ってありました。で、それを読んで、
「間違っちゃいないけど、正解でもねえな」ってのが私の正直な感想でした。
私は面白い文章を書ける人の条件の1つに、思いっきり「文才」があると思ってます。
これはもう、しょうがありません。サッカーや野球、将棋、歌、楽器の演奏なんかと一緒で、持って生まれたセンスというのは確かにあります。
ただ、そういうセンスを持ち合わせていない我々に何が出来るかと言えば、アウトプットすることです。
このね、「インプットとアウトプットをすること」って言うとぬるく聞こえるわけですが、言い換えれば徹底的な稽古です。
私は2005年から長いことブログを書いてましたが、2009年くらいから8年か9年、365日毎日何がしかの文章を投稿してました。
毎日です。
毎日。
毎日、とにかく書く。
書くと言っても、「今日は雨でした。寒かったのでお鍋を食べました。」的なものではダメで、「不特定多数の人が読んで面白いと思ってもらえるネタ」をそれなりの分量で書く。
実際に面白いかどうかは別です。
そこに向けて努力をするということ。毎日。
毎日、毎日、「面白い文章になっているか?このネタは面白いのか?わかりやすい文章になっているのか?」ってことを考えながら、こうしたらどうだ?こうやったらどうだ?っていう試行錯誤を交えながら、書く。毎日。
それを続けることです。
多分、noteに文章を書いて、この記事のような「面白い文章の書き方」的なものを読む人は、より良い文章を書きたい・より良いアウトプットをしたいって思っている人でしょう。
だったらね、とにかく毎日書いてみることです。
大変だけど、毎日書く。
これは私も身をもって経験したことですが、最初はきついですよ。
そんなに毎日毎日、他人が読んで面白いと思えるネタなんてないですから。
自分の人生における過去の面白かった出来事とか出しても、すぐに底をつくし。
でもね、アウトプットを続けていくうちに、脳が変化していきます。
日常のどんな些細なことでも、「あれ、これはこうやってアウトプットしたら面白いかも?」っていう視点でとらえられるようになり、勝手に「こう書いて、この喩えを出して、こうやって締めよう♪」ってことを脳内で出来るようになる。
私も最初の頃は、書いて、書き直して、見直して、書き直して、でも気に入らないから全部消して、もう1回書き直して・・・ってことを延々と繰り返していましたが、今は、「書きたい」って思ったことをほとんど1発で最初から最後まで書けます。
もちろん推敲はするんですが、文章の骨になる部分はザッと書ける。
そりゃさ、2005年から15年くらい、週に6本は文章を書いていたんだから、それなりの稽古量です。
面白い文章を書くには、とにかく徹底的にアウトプットすることです。
考えながらアウトプットすること。
誰にも見せない日記を50年書いたって文章力は上がらない。
当然です。他者が見て面白いかどうか?って視点が全くないまま書いているわけで、そもそも上達の意識がない。
「面白い話(しゃべり)を出来たかどうか?」の場合は判断するのが難しいです。
誰かとお茶したり、飲みに行ったりして面白い話を試して、それが面白くなかったとしても大抵の人は愛想笑いをしてくれるでしょうし、「面白かった?」って聞いても、「面白かったよ」って言ってくれるのが大人のマナーであるので、客観的な評価は得られない。
でもね、ネットに挙げる文章は、「いいね」で評価されます。
面白ければいいねが増えるし、閲覧数も当たり前に増える。
あなたがどれだけ面白いと思って自信満々で文章を書いてもそれが伸びないということは、タイトルが悪いのか、構成が悪いのか、ネタがつまらないのか、何を言いたいのかわからんのか、ただの自己満と自慢なのか、誤字脱字が多すぎなのか、クッソつまらんのか、クッッッソつまらんのか、クッッッッッッッソつまらんのかはわかりませんが、「読まれない理由」がそこに確かにあるからです。
「文章をネットに挙げてアウトプットしていく」という作業は、自分のアウトプット能力の魅力を挙げていく絶好の修行の場なので、ぜひ、チャレンジすることをオススメします。
そこで2つだけアドバイス。
1、Facebookはダメ
書く媒体として、Facebookはダメです。noteやブログに書いてリンクを貼るとかってのなら全然いいんですが、Facebook自体に書くと文章が面白くなくても友達が多くて人気のある人だと、勝手にいいねとコメントがつくので、文章が面白いのかどうか?の評価とは別の要素が多すぎで、稽古にも修行にもならない。
2、基本的に常にプラスのことを書く
とにかく、面白かった・ステキだった・美しかった・美味しかったっていうようなプラスのことを書くことです。
人間というのは、ついマイナス思考に陥りがちだし、つい愚痴や文句を言ってしまいがち。
その方法論を許容してしまうと、日常や社会に起きている不平不満ばかりを考えてアウトプットすることにもなり、自分の人生自体が疲弊して苦痛なものになってしまいがち。
でも、「この出来事の面白いところは?」「このネタの魅力的なことは?」ってことを常に考える脳みそにすると、アウトプットの能力だけでなく、世界のステキなことばかりを追いかけて見つけることが出来る能力も高まるので、やるんだったら、最初にそう決めたほうがいいです。
別に、何かについての批判的意見や悪口なんかを書くな!ってことではないですよ。
書いてもいいけど、「第三者がその意見を読む意味がある・悪口だけど笑える・また読みたいと思える」って思えるアウトプットにしないといけません。
自己満の日記だったら好きにすればいい。
でもさ、いつも愚痴・悪口・陰口をしかめっ面で言う人とは会いたくないでしょ?
文章も同じです。
他者が読んで魅力的だと思える文章をとにかく毎日書いて書いて書きまくること。
アウトプットの修行は、人生と人間関係をステキなものにするし、やって損することはないので是非やってみましょう♪
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