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因縁を越えて。セレッソL戦

2022年9月25日、前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場(群馬電工陸上競技・サッカー場)を会場に、
2022なでしこリーグ1部第19節
バニーズ群馬FCホワイトスターvsセレッソ大阪堺レディース
の試合が、13時キックオフで開催されました。

長い長い前置き

この日の対戦相手、セレッソ大阪堺レディース。
バニーズにとっては5月にアウェーで行われた対戦で10-0という歴史的大差で敗れるという失態を犯した因縁の相手。コノウラミハラサデオクベキカ。勝率の高い前橋総合(2018年入替戦から数えて4勝1分け無敗?)で一矢でも報いたいものです。

そして、私、下忍にとってはもうひとつの因縁があります。
セレッソ大阪堺レディースの試合を見るのは、約3年振り。前回は2019年11月16日。なでしこリーグ1部⇔2部入替戦第2戦。

Jグリーン堺での第1戦はスコアレスドローで終わり、迎えた第2戦。

当時のブログに詳しく書いてありますのでお時間ある方はご覧ください。
当時のパルセイロレディースは台風被害により練習場を転々とし、日程変更によりリーグ戦終盤は1週間に3試合。ケガ人も多くボロボロの状態でした。
試合は1-1で終わり、アウェーゴール差でセレッソ大阪堺レディースが1部昇格、AC長野パルセイロレディースが2部降格となりました。特にセレッソへの恨みという感じはなく、むしろロスタイムを間違えて悲喜こもごもを全てぶち壊した主審に対する怒りの方が・・・。

2ndラウンドの公式記録

あれから3年経過し、この時のスタメンは今のパルセイロレディースから全員いなくなりました。正確には池ヶ谷選手がGKコーチとして残ってますが。サブを見ても残ってるのは風間選手と三谷選手のみ。時の流れを感じます。
一方、セレッソ大阪堺レディースは翌年のなでしこ1部でも4位と健闘。主力は順調に成長し、或いはWEリーグや海外に移籍し、或いはチームの柱となりました。
ずっと見たかった、そして見たくもなかったチーム(あの時の景色をどうしても思い出すんですよ・・・)。2023-2024シーズンにはWEリーグ参入も決まりましたが、その前になでしこリーグで観戦することになりました。

試合

午前中の仕事が予定時間をオーバーし、前橋総合に到着したのは前半途中。今年ここに来るのは2回目。新しくだだっ広い駐車場から会場入口へ向かう途中、試合の様子が見えました。スコアボードは0-0。おぉ、前回と違う。

海鮮食堂縁(えにし)さん
ローストビーフ丼とコーラ

安心したところで、朝から何も食べていないことに気付き、キッチンカーでここにも出店してくれている海鮮食堂縁さんでランチ購入。観客席はまずまずの入り。ありがたいことに中央前列に空きがあり、とりあえず食べながらの観戦。

前半途中~前半終了

Instagramにも書きましたが、セレッソ大阪堺レディースは、明言はしていませんがガールズ契約の残る選手は撮影しないよう促しているので(この試合にも数選手出ていた)その選手たちは避けた写真のみとなります。
3年前のUスタに先発していた田畑選手、途中交代で出場してパルセイロレディース守備陣を混乱させた百濃選手が先発。一方、3年前に先発したもののケガで13分に途中交代し涙を流していた筒井選手や、U20ワールドカップで活躍し、この試合の後にフル代表にも選出された小山選手はリザーブ。んー?舐めプ?と思って調べたら、この試合の前節の上位対決スフィーダ戦では、なんと田畑・筒井・小山の主力3人がリザーブ。舐めプできる相手ではなく、試合も1-2で敗戦。9月のリーグ戦再開後、セレッソは3試合で1分け2敗。開幕9試合を無敗で突っ走っていた頃には考えられない不調。育成なのかコンディション不良なのか分からないけど、相手にとっては勝ち点を奪うチャンスでもあります。

田畑選手はCBでの出場。U20代表で、攻撃力のあるサイドプレイヤーみたいな印象だったけど、この日のCBは凄く無駄のないスマートな動きで。2018年までパルセイロレディースの守備の要だった坂本理保選手(現、ヴィアマテラス宮崎)を思い出すような。

前半はスコアレスで折り返し。

後半

リーグハイライトを載せておきますが、試合は後半にバニーズが得点し、1-0で勝利。

小松選手が右→左のサイドチェンジ。これを受けた関口選手が絶妙なアーリークロス。佐藤選手がヘディングで合わせたシュートが山なりの弾道で逆サイドネットに。

ハイライトにはありませんが途中出場の古寺選手の強烈なシュート、試合終了間際の佐藤選手のループシュートがポスト直撃(現場では澄み切ったコーンという良い音がして観客席から笑いも起きていました)したり。後半はシュート数でも内容でもバニーズが上回っていました。セレッソはリードされてから筒井選手と小山選手を出場させて前線に入れましたが、そもそもそこまでパスが良い形で通らず。

試合終了

10点差の大敗を喰らった相手に、1-0ではありますがリベンジ成功。
私的には、リーグ再開後のホーム戦(9月10日、日体大戦)に仕事で来られなかったのもあり、3ヶ月弱振りの観戦、勝利。
「もう来ないのかと思った」なんて意地悪を言われたりもしますが笑、まだ群馬来ますよ。今日もファインセーブを見せていた田谷選手が活躍すると、応援している小髙選手が出場出来ないというジレンマも抱えていますが、先ずは皆元気に健全に切磋琢磨しながら、少しでも上の順位を目指してください。幸い、この日の勝利で群馬はリーグ再開後初勝利、降格や入替戦の可能性もほぼゼロになりました。私が見始めた頃のように、必死に楽しくサッカーしているホワイトスター(まだ合併前)の姿を期待してます。
そういえば、写真は自重しますけど。当時主力だった相沢さんや新井さんもスタンドに来ていました。相沢選手は昨年引退。チームを1部昇格に導くPKを決めたのを最後に引退というカッコ良過ぎる幕引きでした。新井選手はその前年に引退かな?アウェーで昇格を決めた後、相沢選手と抱き合って喜んでいる姿が印象的でした。
アウェー2試合を挟み、次のホームゲームは敷島に戻り、リーグ最終節10月16日。相手は開幕戦で大金星を挙げたスフィーダ世田谷FC。この記事を書いている時点では伊賀と首位争いをしています。最終節までもつれた場合、伊賀は優勝と開幕戦のリベンジを狙い、ガチな試合になる可能性大です。
バニーズ群馬FCホワイトスターにとっては、1部初昇格の年の最後の試合。シーズン途中の監督交代のゴタゴタなど紆余曲折を経て、どんなエンディングを迎えるのか。仕事が入らないことを祈るのみです。

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