Gender＋をスタートします！

GENDER+

2023年1月9日 21:02

皆さん、初めまして！Gender＋代表の蒼（そう）です。

この度、Gender＋（ジェンダープラス）という事業をスタートさせていくことになりました。今回は、私の自己紹介と事業についてをご紹介できたらと思います。

蒼の自己紹介

私は、女性として生まれましたが、現在は男性として生きる27歳のトランスジェンダーです。手術や治療も全て終え、戸籍も変更しました。

いきなりカミングアウトになってしまいました。

ずっと自分のジェンダーのことは隠して生きていたいと思っていた時期もありましたが、今はこうして自分のジェンダーのことを、堂々と公表することにあまり恐れはありません。

ここに至るまで、様々な葛藤や苦労がありました。社会の枠組みに当てはまることのできない自分を責めたり、傷ついたこともあり、どのように生きていけばいいのかも分かりませんでした。

いつまで自分を隠して生きなければならないのか。ずっと周りに合わせて生きていかなければならないのか。自分がおかしいのか。なにが正解なのか。何か分からないけど、何かがおかしい。そんな違和感を持ちながら、過ごしていました。

1度社会から距離を置こう。自分の声を100%聞いてあげよう。仕事も辞め、外部との連絡もできるだけ控え、静かな時間を過ごしました。それまで社会にどっぷり浸かりきってた分、抜け出すには、そのくらいしなければ自分と向き合うことは難しかったです。

社会を客観的に見ることで、「いや、自分がおかしいんじゃない」、「そもそも、社会の構造自体がおかしいんじゃないか」。人間、本来みんな違うはずなのに、マジョリティから外れた人はみんななかったことになっています。それに合わせるように、周りと同じように成長していくことを求められ、社会に馴染み、結果を出すことを求められます。

そこに個人の意思や経験、想いはそこまで重要視されていない気がします。

私はたまたま、ジェンダーの側面でそれを感じてきましたが、世の中には様々なマイノリティの人が存在します。それが理由で、孤独を感じたり、自分らしさを見失っている人は沢山いるのではないでしょうか。

そんな社会を少しでも良い方向に変えていきたい。どんなバックグラウンドを持っていてもそれが尊重され、認められる社会を創りたい。自分らしく挑戦していける個人を増やしたい。

そんな私の想い100％で、このGender＋は生まれました。今はまだ、スタートしたばかりで認知もされていません。自分個人の想いがどこまで理解してもらえるかは分かりません。それでも、共感してくれる人はきっといると信じて、１歩ずつ前に進んでいきます。

Gender＋（ジェンダープラス）の語源

「ジェンダーマイノリティであることがプラスになる」という意味を込めました。今はマイノリティであることがマイナスだと思われているかもしれなません。でもその向き合ってきた過去や経験をプラスにしていける社会を創っていきたいという想いがあります。

蒼からのメッセージ

障害、病気、国籍、人種、性別。世の中には多くの社会的マイノリティの人が存在していることがわかります。それらは目に見えるものもあれば、外からははっきりと見えない心の状態であることもあります。私自身高校から海外に出て、色々なバックグラウンドを持った人たちと出会い、世界には様々な社会的マイノリティの人が存在していることを知りました。そして、20歳を過ぎて自分に立ち返った時、私自身も社会マイノリティであることを自覚しました。

私にとってはそれがたまたま、ジェンダーでした。心と体のギャップを抱える中で自分自身と向き合い、そんな自分を受け入れるプロセスを通して、他のマイノリティの人たちを理解し、寄り添うことができるようになりました。

社会の当たり前と自分の中にあるオリジナリティの狭間で葛藤し、悩んでいる人たちが、自分らしさに自信を持って社会に出られるようにしたい。そして、そんな人たちを温かく受け入れる社会にしていきたい。みんなが社会の枠組みから抜け出して、「自分らしさ」を受け入れ、表現できる世界へ。私と一緒に作っていっていただけると嬉しいです。

お知らせ

Gender＋は、一般社団法人PLAINEの１つの軸として、活動をスタートします。私がこれまで考え、向き合い続けてきた「ジェンダー」を通じて、誰かの生きる希望や勇気になれるように、様々な方法を模索していきます。まずは、今年1年の新たな取り組みとして、クラウドファンディングを実施しています。ぜひ、応援＆シェアしていただけると嬉しいです。
https://camp-fire.jp/projects/view/646207