【#03インタビューPJ】 ゆう / FTM
皆さんこんにちは。Gender+です。
インタビュープロジェクトとは、ジェンダーマイノリティの人生や想いをクローズアップするインタビュープロジェクト。社会の当たり前や枠組みを飛び出し、オリジナルな人生を歩もうとする個人のストーリーを紹介します。
今日は、女性から男性に性別を変更したバックグラウンドを持ち、これから自分らしい人生を創っていく、ゆうのインタビューの様子をお届けします。
- 自己紹介
ゆうです。26歳です。
職業は介護施設での機能訓練士として働いています。普段は高齢者に携わって、運動やマッサージを行っています。出身は京都で、今も京都に住んでいます。旅行が好きで、最近は筋トレにもハマっています。
- ジェンダーについて
女性として生まれましたが、現在は戸籍を変えて男性として暮らしています。恋愛対象はずっと女性です。「女性が男性を好きになる」というのが普通と思われていて、それにならないといけないのかなということは感じたことはあります。
- これまでの苦労、乗り越えてきたこと
1番は親に受け入れてもらえなかったことです。周りの友達は受け入れてもらっている中で、中々理解してもらえなかった苦しさはありました。カミングアウトした時に、注射や手術をするということは反対されました。その話をするたびに、険悪な雰囲気になり、話を聞いてもらえなかったです。
- 手術を終えた現在、親との関係は?
治療が進んでいったら、「何言っても仕方ないんやろうな」という諦めもあったと思いますが、徐々に受け入れてもらえました。だから最初の胸オペも勝手に日程を決めてきて、親には事後報告で。お金も自分で貯めて、受けました。
- トイレや温泉はどうしてた?
男性として生きていくって決めてからはずっと、男子トイレの個室使っていました。女子トイレ入ってた時もありましたが、周りに変な目で見られるので辞めました。温泉は、元々自分の身体を人に見られるのが嫌で行ってなかったので、今も行かないですね。
- 子供の頃から「自分は男の子だ!」と思ってた?
「男の子だ!」と信じていたわけではないです。かといって女の子だという感覚もなかったんですが。なんか周りとは違うという違和感を持って生きてきました。インターネットで調べていたら、トランスジェンダーのことが出てきて、「これだ」としっくりきたのを覚えています。
- 性別転換は、お金も時間も社会的な偏見もある中で、どうやって決断した?
女性として生きていくことが違うなって思ってたので、自分にとっては、自然なことでした。男性として生きるには、手術を受けて、治療を受けて、そのためにお金貯めてっていう流れで、行動に移しました。
- 男性として生きられるようになって、生きやすくなった感覚はある?
書類関係は楽になりました。他に関しては、みんな自分を自分としてみてくれていて、偏見を持たれたことはありませんでした。職場も男性と女性で、分けてみてる感じはないです。なので、戸籍変えたからといって、特に変わったことはありません。
- これからの目標
自分で何かできればいいかなっていうのはずっと思ってて、それに対してどうやってしていくかっていうのがこれから課題です。これまでしてきた経験や想いをもとに、何か社会で形として作るというのを目指したいです。
このプロジェクトでは、ジェンダーの枠組みを超えて、挑戦する人のストーリーを募集しています。インタビューを通して、自分と向き合ってみたいとか、何か刺激をもらいたいという方がいましたら、ぜひご連絡いただけると嬉しいです。
そして、この活動に関わってみたいという方がいましたら、ぜひ一緒にできることを模索していければと思います。
読んでいただき、ありがとうございました!
YouTube動画はこちらから💁
ゆうのインタビュー(前半)
ゆうのインタビュー(後半)
ゆう
Instagram:https://instagram.com/___18.u?igshid=YmMyMTA2M2Y=
Note:https://note.com/yu_sh1
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