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「週4時間」だけ働く。みたいな本を読んだ。そんなことできるわけねーだろと思いつつ、手を伸ばして読み終わった結果、「まあ、言いたいことをわかるんですけどね(実際は難しいわな)」ということにつきる。

だけどもうこの年になると、ぶっちゃっけ別に人に褒められたり、認められたりしなくていいから、楽にいられるリラックスした自由な時間が欲しいと思ってしまう。

若い時は自分という存在も頼りないし、確固たるものではないから、他人や周囲と同調することが是であって、そうすることが自然だった。

だから、どうしても、他人との間合いを取るために、自分を守るための鎧のようなものが必要だった。例えば、仕事や年収、社会的な地位やステータスといったものが喉から手が出るほど欲しかったし、他人から尊重されたり重要視されることばかりを求めていたに違いない。

だけど、コロナ禍でガラッと変わった。ラットレースのごとく、忙しく生きてきたところにポッカリと空いた文字通りの空白の時間。じっくりと、考えないわけがない。この社会でずっとこんな鎧を着続けなければいけないのか、と自問自答し続けた。

結論は、「生き方を変えたい」ということに尽きる。他人や周囲との関係「自分がどういった人間でどう見られているか」を軸に自分を合わせていく生き方から、「自分がどうしたいか、なにを優先して生きていくのか」を重視する、ということだ。

だからゆったりとして、自分だけの静かな時間がいる。他人の目なんか、もういらない、

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