1168_階層
意思あるところに道あり。意思のないものは、運命に引きづられる。ではここでいう、意思とは得てして内発的に備わっているものなのだろうか。
教育は自立した人間を育てるために必要なことのはず。その実、一律な教育は結局、従順な兵隊のコマを養成するためにやっていたこと。
だが結局は、主体性のない人間を機械的に大量生産して、効率よく搾取される構造を、社会が意図的に計画的に作り出している。
社会の駒であること、その駒でいてくれることをよしとしている人々を含め、上層と下層が「持ちつ持たれつ」のままで歪な階層的な社会が成り立っている。
地位や社会ステータス、お金がなくて貧しかったり、マイノリティや社会的弱者なんかは、その構造の最下層に位置付けられて、そこに甘んじることを強いられる。
搾取の1番下の階層にいるのは、おそらく「主体的に考えたり、行動できない」人たちなのだ。いったい誰にそうさせられたのかは、一目瞭然だ。
牙を抜かれた、とかそういうものですらなく、そもそも牙さえも生えてこないように去勢されたり、除草剤でも撒かれているのに等しい。やれやれ、おかしいとは思わないか。