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仮想空間の濁流の中で見つけた光明

仮想空間の現実…

私はこの電脳世界での
滞在が浅い

この世界のルールに
慣れていないし
馴染なじめない点も多い

何度か失敗をしてしまった
そのたびにきつい攻撃を受けてしまう

この世界は現実よりも
厳しく人に攻撃を加える

自殺をされる方もいる
分からないでもない気がする

この世界における
匿名とくめいでの存在は
人の気持ちを大きくするのだろう

知られる事が無い
自分がバレる事が無い
それならばいくらでも
相手を叩きのめせる
こっちは傷つかない

人の心に
恐ろしい傲慢ごうまんを生む…

現実世界では大人しく
傷付く立場にいる事が多くても
仮想空間では
匿名性という仮面をかぶ
傷付ける側に立つ

私はこの世界にそぐわない
撤退てったいしよう
そう思い
ある人に相談をした

光明…

その人は
仮想世界での先輩で
自分の経験からさとった事を
優しいが
時に厳しく
道を示してくれた

私にとって
厳しかった仮想空間で
見つける事の出来た
一つの光明

激しいだく流の中で
差し伸べられた
白く華奢きゃしゃな手…

私はその手をつかんだ

見てくれと違って力強い手…
私をグッと引き上げてくれた

仮想空間で
差し伸べられた優しい手は
現実世界と同じく
柔らかく温かい…
そんな気がした

私も
遅ればせながら参加した
この世界で
もっとまれていくのだろう…

でも…
私は濁流に
み込まれそうな人がいたら
手を差し伸べられる
そんな人でありたい

そう…
彼女の様に…




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