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ケアと男性

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福祉社会学者・竹端寛さんによるエッセイ。子どもと向き合うなかで気づいた「ケアのおもしろさ」、そして男性として生きてきた自身のなかの「生産性至上主義」について。
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ep1 父親のモヤモヤ、じゃあどうする?(前半)|現代書館ポッドキャスト

編集部(以下、――):こんばんは、現代書館編集部の向山です。このポッドキャストでは、現代…

現代書館
9か月前
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ケアと男性|第15回 子育てという「まなびほぐし」(最終回)

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。ついに最終回です! 子育てはうまくい…

現代書館
1年前
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ケアと男性|第14回 誰にとって、どのような心配ごと?

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第14回目は、子どもから「おかあさんが…

現代書館
1年前
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ケアと男性|第13回 唯一無二性に気づく

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第13回目は、わが子の育ちをほかの子と…

現代書館
1年前
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ケアと男性|第12回 他者の他者性を知る

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第12回目は、産前・産後のセンシティブ…

現代書館
1年前
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ケアと男性|第11回「待つ」という「修行」

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第11回目は、子どもの思いや感情を見過…

現代書館
1年前
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ケアと男性|第10回 体罰としつけ

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第10回目は、「体罰」と「しつけ」の違いについて。幼い子どもが親の言うことを理解してくれないとき、「おしおき」をするのは「しつけ」?それとも「体罰」? *** 体罰について学生たちに聞いてみた たまには本業の(!)大学の授業の話も書いてみたいと思う。昨年からのコロナ危機のなかで、オンライン授業が増えている。ゼミなど会話のやりとりが多い授業では、たしかに対面のほうが魅力的だと思う。だが、たとえば1年生向けに90人程度の大人数

ケアと男性|第9回 テレビとぼくと娘

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第9回目は、子どもとテレビの付き合い…

現代書館
1年前
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ケアと男性|第8回 「ややこしい」から「喜び」へ

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第8回目は、子どもとの日々のなかで訪…

現代書館
2年前
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ケアと男性|第7回 父ちゃんの育ち直し

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第7回目は、ぐずる娘をつい理屈で説き…

現代書館
2年前
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ケアと男性|第6回 「こっちだって仕事で疲れて帰ってきたのに」という言葉――再生…

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第6回目は、子育てで疲れたときについ…

現代書館
2年前
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ケアと男性|第5回 「自分勝手を手放せる」か?――ケアの論理と馬車馬の論理

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。第5回目は、育児にはつきものな「突発…

現代書館
2年前
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ケアと男性|第4回 逃げるな、自分!――ケアと責任の分有

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。子育てのなかで気づいた「ケアのおもし…

現代書館
2年前
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ケアと男性|第3回  子育てすると「戦線離脱」?

福祉社会学者・竹端寛さんによる連載、「ケアと男性」。子育てのなかで気づいた「ケアのおもしろさ」や、男性として生きるなかで知らず知らずのうちに沁みついていた「生産性至上主義」との向き合い方について綴るエッセイです。 第3回目は、家事育児を始めたときに感じた「戦線離脱」という感覚について。 ***「最前線」からの離脱 子育てをし始めて、気づいたことがある。それは、ぼく自身が「他者評価」に大きく依存し、それを当たり前の前提として受け止め、その評価軸に思った以上に雁字搦(がんじが