コメディ映画二本の感想
※以前ピクシブファンボックスであげていた記事の再掲です。
こんばんは。
最近筋トレをまた始めました。
前に、机に向かってばかりで主に腰を壊す人が
後を絶たないという話に恐れを抱き、
気休めの筋トレを始めたのが一年前の今頃。
しかし去年の9月ごろに米を買って担いで帰ったせいで肩を痛め、
それから療養と称して何もしてなかったのですが、
気付けば身体の弱体化目覚ましい。
立ち上がる時のどっこいしょ感には目を見張るものがある。
このままではいかん!と思ったのでまた頑張ります!
では本題。
「お!バカんす家族」
★★★★☆
タイトルから放たれるおバカ映画の輝き!
見たときには知らなかったのですが、シリーズの第5作目だそうです。
おもしろかったから他のも観たいなあ。
内容は「退屈な毎日を送る家族が、突如張り切った父に連れられ車で4000㎞の旅に出る」といったところでしょうか。その道中で、様々なトラブルに見舞われます。
家族はあまりぱっとしない父、
美人で普通の良き妻、
ちょっとナヨナヨした兄と、
その兄を心底バカにしていじめる意地悪な弟。
兄弟の仲に難ありですが、生活や仕事にも困ってない普通のご家庭、むしろ裕福な方かも?
でもその反面、バケーションには毎年行くおんなじ丸太小屋に象徴されるように、
退屈で停滞感のある生活を送っている。
ネタバレになるのであまり詳しくは言えませんが、
これが道中いろいろあって、ちゃんといい感じになるという、
テーマ性やストーリー性がしっかりしているのがとてもいいです。
エンタメとして楽しみやすいです。
ただし、その起こる出来事や出会う人々は
割と下品、くだらない、ブラックな事のオンパレードなので、
見る人によっては不快に感じるかもしれません。
私は結構笑えました。
くだらないのに弱いんです!!
「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」
★★★★★
スプラッタ―ホラーとギャグのまさかの融合!
内容は「友達のタッカーとデイルは、念願の別荘(オンボロ)に休暇に行くが、そこに居合わせた大学生らに猟奇殺人者だと誤解される」という話。
タッカーとデイルは本当はとても素朴で良い奴なのですが、
その粗野な風貌や、ごつい工具類が車に満載なこと、
口下手なので挙動不審に声をかけたこと、
人里離れたオンボロの小屋に出入りしていること、
そもそもそこで昔猟奇殺人事件があったこと等のせいで
大学生らにヤバい奴認定されてしまいます。
そして二人が、湖で溺れた大学生の一人を介抱するために家に連れて行ったことで、
大学生らは彼女が危ないと思い取り返すために襲ってくる…という誤解から始まり、
運悪く取り返しのつかない惨劇が起こる中でその誤解はエスカレートしてしまう、という構図が斬新で面白いです。
実際は二人はめっちゃいい奴なんだけど、運悪く傍から見ると確かに行動が恐ろし気に見えてしまうのが笑えます。
一方で、介抱した女子学生とデイルが心を通わせていくのもいいです。
彼女は心理学かなんかを専攻していて、
「世の中の問題のほとんどはコミュニケーション不足が原因」的な持論を語るのですが、
これがこの映画で起こることを象徴していて良い。
コミュニケーション不足だと人が死ぬ。沢山、むごたらしく、無意味に死ぬ。
本作もこういうテーマ性やストーリー性がしっかりしており
最初から最後まで楽しめました。
ただこれはグロシーンが多いので苦手な人には注意が必要です。
以上、最近立て続けに観た笑える映画でした。
私は、お話で人を笑わせるのは素晴らしいことだと思います。
私いわゆるお笑いは全く詳しくないズブの素人でして、
すごぉくふわっとしたこと言うんですが、
お笑いのドリフターズ…か誰かが、
「人を泣かせるのは簡単、笑わせるのは難しい」みたいな…そんな風な言葉の元、
じゃあたまには泣かせてみようか…的な想いで、
たまに感動させるコント…か何かを、どこかでやっていた…チックな話を
昔聞いたことがあるような気がします。
また、これは持論なのですが、
ギャグ漫画を描ける人はシリアスも描ける説というのが
私の中に昔からありまして。
もしかしたらよく言われているかもしれないのですが、
ギャグで当てたあとシリアス、ないしそれ以外のジャンルでまた当てる漫画家は稀に良くいる気がしますが、
でも逆にシリアス他で当てた後、ギャグでもう一発、という漫画家は有意に少ないのではないか。
いや、これは完全に私の乏しい経験や偏った知識の中での印象ですので、
実際にどうかはわからないのですが…
なんかそんな気がしている。
ギャグやコメディが偉くて、泣かせるのはダメとか言うんじゃないですよ、
感動させるのももちろん素晴らしいことですし、
怖がらせるのも、熱くさせるのも、学びになるのも、楽になるのも、
兎角お話で何か強く心が動けばそれは素晴らしいことだと思います。
ただなんとなく、笑えるお話を考えるのは他のジャンルでもお話作る力がつくのでは、という可能性を感じています私、ということが言いたかった。
それがなんで、とかはわからないので、うーむ何が言いたいのかあまりわからない文章になってきてしまったぞい。
そういえば子供の頃、兄と母と一緒に映画館に「モンスターズインク」を観に行った。
ラストでサリーかマイクが、「悲鳴より笑い声の方がエネルギーになる」というセリフを言っていた。
映画館を出た後、兄が母に「なんで悲鳴より笑い声の方がエネルギーになるの」と聞いて、
母は「なんとなくわからない?」と答えて、兄はそれで納得していたのを思い出す。
それをみて私も何か腑に落ちたので、記憶に残っている。
これがこの持論の原点かもしれない。
よし、落ちたな!
それではまた!
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