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現場監督って何する人?

家を建てる際、打ち合わせが終わり、工事が始まる際に急に出てきて、「現場を担当する現場監督です」って挨拶をする人、会った事ないですか?

それなのに、いざ現場に行くと、現場にいない事の方が、多い!!あの人は一体何をやってる人なんですか!!??


現場監督である自分は耳が痛いですね〜💦

まあ、現場監督を始めて一年ぐらいは自分も現場監督って何をする人なのか、正直分かりませんでした(><;)

(※担当してたお客様、ごめんなさい!!)

自分もそれではいけないと思い、その時調べた時に分かりやすかったのは

❶安全管理

❷工程管理

❸品質管理

❹予算管理

の4大管理を行うのが現場管理だと出てきました、今ではそれに「顧客管理」を含めた5大管理が現場監督の仕事だという意見もあるようです。


・・・分かりづらいですよね?


そうなんです!!分かりづらいんです!!


なので、現役現場監督である自分が一言で言い切ります!!

◯現場監督の仕事は「現場の流れを止めない為の問題クラッシャー」です。


・・・・・・・・・

説明させてくださいm(_ _;)m


◯問題クラッシャーと書いた理由

それは現場には問題が起こるからです!!

職人が来ない、職人が怪我をした、材料が廃盤品で納品出来ない、現場が図面と違う、そもそも図面が間違ってる、雨で材料が濡れた、現場で盗難が起こった、予算が足りない、etc・・・


皆さんが建てる家で上記の事が起こってたら、嫌ですよね!!自分もそう思います!

でも上記の事は自分の少ない現場経験の中で全て起こった事です!

その問題を無くす(クラッシャー)のが現場監督です。

方法は様々です。

職人が来なければ、別の職人を手配する。材料が来なければ代替え品を手配する。現場が図面と違えばやり直しを指示し、図面が間違ってれば、お客様と再度打ち合わせを行う。予算が足りなければ××××××をする。

まあ、対応は色々です💦

現場に来ない理由はその対応をする為にかけずりまわってる事が多いからです。

代替え品を探す為に調べ物をし、職人を手配する為に色々な所にいる職人と連絡を取り合い、予算を管理するためにPCにかじりつく。

・・・いや〜、仕事が地味ですね💦


でも、現場監督といえば現場で職人さんとコーヒー片手にバカ話を話し合ってるイメージがある人もいると思います。

◯もしかしたら、その現場監督はすごい優秀かも知れません!!

ここまでで、現場監督は現場の問題を解決する人だと分かりました。つまり、現場監督が暇という事は問題が起こっていない現場という事です。

なぜ、問題が起こらないのでしょう?

それは、その現場監督が優秀だからかも知れません。

問題は無くす(クラッシャー)のが現場監督とお伝えしましたが、無くすのは何も起きてからとは限りません。起きる前に対策を行い、問題を起こらなくするのも、現場監督の仕事です!!

図面を読み込み、問題を事前に洗い出し、職人さんと密に連絡を取り合い、現場での品質を確保する為、指示をだす。工事が始まる前から工事中の予算を組み立てておき、天候に合わせた工程を、組む。

つまり、バカ話をしている現場監督は優秀である‼️‼️(・・・そうじゃ無い人もいます)


ちなみに、自分は忙しいです‼️‼️💦💦

ダメじゃん!!!


◯問題を事前に潰すには色々な知識が必要です。

図面を読み込む為には設計の知識が必要ですし、時には詳細な図面を自ら書く事もあります。

職人さんへ指示を出すには、その職人さんと同等の現場知識が必要ですし、多くの職人さんに仕事をしてもらう為にはマネジメントの能力も必要です。

家の建材は数万点に及びます。また、人件費、仮設費等、多くの予算を管理しなくてはいけません。その予算を管理し、運用していくには経理の知識も必要です。


優秀な現場監督とはすごくマルチな才能を持っています。また、優秀な監督であればあるほど、現場を数多く持つ為、実際に現場に来る機会は減っていきます。それでも、問題なく現場が回るように事前段取りを完璧にこなしていきます。それでも、問題が起こってしまった場合は即座にお客様へ説明を行い、対応策を提示します。


現場監督をやってて思う事は、現場監督は裏方です。お客様と打ち合わせをする機会は問題が起こった時ぐらいかも知れません。ただ、深いです。やればやるほど、底が見えません。だから面白いです!!また、現場を始まりから終わりまで、また引き渡してからも見続けるのが現場監督です。家作りを見守る監督は一番家作りを楽しんでるとも言えます。家作りの楽しさをお客様へ一番伝えられるのも現場監督ではないかと思います。

その為にももっと勉強し、目指すべき所は!!

「現場でコーヒー片手に職人さんとバカ話」ですね!!!

・・・そんな監督がいたら、仕事しろ!と一喝していただければ幸いです(^_^;)








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