第472回:摘発が活発化する大手暗号通貨取引所、事象の裏に隠された真意は何か
以前本稿で指摘したBitMEXの摘発に続き、今度は世界最大手クラスのOKExがやられてしまいました。OKExはレバレッジを活用したトレードが非常に魅力的な取引所でしたが、その特性上、投機筋からのデポジット(入金)が多く、スプレッド狙いのディーラーが多いため取引出来高が非常に多かった印象です。後述する記事によると、秘密鍵の管理人が公安から捜査を受けた関係で連絡が取れなくなっており、認証作業(恐らくコールドウォレットのマルチシグ解除)ができないため、出金停止の状況が続いている模様です。更に、そうした状況下のOKExに対し、約20億円程度の入金がなされていたという奇妙な情報もありました。
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