寝れないことは命を奪う
ある男性のことを本で読んだのでその話をする。
できればイメージしながら読んでほしい。
まず、一睡もできなくなった。
睡眠薬や鎮静剤なども全く効かなかった。
顔を見ても睡眠不足とすぐわかるし、まばたきもハエが止まるぐらいゆっくりだった。
その状態が8週程続くと精神が崩壊し、認知力も低下、肉体も衰えていった。
そのあとは運動機能も失い、歩くことも困難になった。
半年経過するとベッドから起き上がれなくなり寝たきりの状態になった。
年齢は若かったが脳の状態は末期の認知症の老人のようだった。
自分で着替えなどもできなかった。
幻覚や妄想が頻繁におこり、言葉を話すこともできなくなった。
さらに不眠が数ヶ月続き精神と肉体は完全にシャットダウンした。
この男性は40歳で発症し、42歳で亡くなったそう。
このことを読んでどう感じますか?
これは致死性家族性不眠症という病気のことを書いています。
この病気の元々の主症状は
「寝れない」
ということだけだったはず。
そう。
私が伝えたかったのは
「寝れない」
ということが命を奪うということ。
正直、この病気自体は遺伝子に異常がないと起きないし、多くはない。
が、ただ寝れなくなるだけで死ぬという衝撃的な話だ。
私も短時間睡眠が続いたときがあって本当に辛いときがありました。
その時に睡眠の勉強ができて良かったと思っています。
なぜなら寝ようと思えば寝れるので。
だから
「ちゃんと寝よう」
と思ったんです。
どうしても夜遅くまで起きて
やらなきゃいけないときもあるかと思います。
ですが、やりすぎて周りが見えなくなる前に適当に休みましょう。
私達は寝ようと思えば寝れるはず。
だから
「ちゃんと寝よう」
と伝えたいんです。
沖縄の方言に
命どぅ宝(ぬちどぅたから)
という言葉があります。
命こそ宝だという意味です。
本当にその通りだと思います。
もっと自分を大事にして
労わってあげましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?