これから始める #Apex Legends 「孫子の兵法」を知れば「Apex Legends」が超勝てるようになる!?
初心者向けApex Legends講座シリーズです。前回のはこちら。
「孫子の兵法」という有名な本があります。有名すぎるので説明不要だと思いますが、最近あの深津さんが現代超訳バージョンというnoteを公開してくださいました。
やはり約2,500年も前の本ですので、どうしてもちょっと古くなってくる部分もありますし、やっぱり言葉が難しくて読みにくいです。そういうわけで現代は解説本が多数出版されておるわけです。それを買うのも良いですが、その前にこのnoteを読めば非常に分かりやすく、ざっくりと孫子の兵法が理解できると思います。
孫子は「戦争」の本だと思われがちだけど、実質は大局的なマネジメントの本だと思う。
上記noteで深津さんはこのように書かれております。事実、あの有名な経営者も孫子の兵法を参考にしている、という話は多数あります。
じゃあ我々一般人には関係ないのか、と言いますとそうでもありません。要は使いようです。マクロな視点をもっとミクロに落とし込めば日常で役立つこともたくさんあるのです。
そこで今回は、みんな大好きApex Legendsで孫子の兵法を活用し、勝つ方法を伝授したいと思います。
「なんでApex?」と思われる方も多いかと存じますが、孫子の兵法における「戦わずして勝つ」という考えがバトロワ系シューターにピッタリではないかと思うからです。
そう、バトロワは最もキルしたものが勝者ではなく、最後に立っていた者が勝者なのです。孫子の兵法もなんか凄い妙案でカッコよく勝つ、という内容ではありません。むしろ泥臭く生き残れ、そういう教えです。
1章:マジで戦争やるの?その前に、ちょっとよく考えようぜ編(計偏)
はいこれはもう言わずもがな。戦闘はリスクが高い。絶対に勝てると思うとき以外は避けましょう。そういう教えですね。本当はもっと大局的な話なのですが、ちょっとスケールダウンして考えましょう。
1-2 道天地将法
詳しくは上記noteを見てください。
「道」。チームの意思が共有されていること。キルムーブなのかポイント重視なのかを決めておきましょう。チームなら絶対ですし、野良でミュートしていないなら確認しましょう。
「天」。これは円収縮を予想することです。最終安地を予想して早めの行動などが重要です。どのような円収縮になっても対応できそうな場所で強ポジを押さえるのが大事です。
「地」。これはマップ理解です。初動、どこに降下するか? 物資がほどよくある場所であまり人気のない場所を探しましょう。降下直後の戦闘は運次第になってしまうので避けたいところ。よほど自信がない限りは他の部隊がいないところへ行きましょう。野良では人任せにせず、積極的に自分がジャンプマスターをやりましょう。
「将」。これはレジェンド選択です。あんまりメタに合わないキャラは使うのを控えましょう。ランパートとかランパートとか。チームなら事前に何を担当するか決められますが野良だと運になります。
「法」。これは指揮系統と考えます。3人のうち1人が指揮官となり、逃げるか攻めるか、引くか押すか、どこに移動するかを決めましょう。あとの2人はいかに自分の意見と違おうが、指揮官に逆らってはなりません(意見具申なら可)。しかしこれは野良だと運になります。
チームの場合、話し合って決めますが、これらが現在のランクにおいて上位にあると思えばキルムーブで構いません。平均以下だと思うならポイント狙いでいきます。野良の場合は最初の味方のバナーをチェックしましょう。ダブハン持ちレイスなんかがいたらキルムーブチャンスですね。
1-3 アドリブのテクとか後でいいから
上手い人の動画を見て真似しようというのは分かりますが、イケてるアドリブには頼らないほうが良いでしょう。そんなことより日々の地道なエイム練習が大事です。
2章:戦争お金かかるし、さらっと済ませたいわ偏(作戦偏)
2-1: 戦争マジでお金かかるんだけど
2-4: ダラダラしない
戦闘には弾が必要です。撃ち合えばノーダメージで終わるということはまずありません。回復が必要になります。ウルトやスキルも使ってしまえば次に使えるようになるまでクールタイムが必要です。
戦闘は長引かせず、ササッと終わらせましょう。中距離くらいでペシペシと撃ち合っているのは弾や回復の無駄ですし、銃声で敵を呼び寄せてしまいます。
2-2: 巨人の肩の上に乗ったりしようぜ
2-3: 競合に感謝
これはもう漁夫です。戦いによって疲弊した敵を襲えばまず勝てます。漁夫の利こそ最強の戦法ですね。戦闘音が聞こえてきたら、ひっそり近寄ってチャンスをうかがいましょう。
3章: なんか戦いたくないけど勝利だけしたい篇(謀攻篇)
3-1: 100戦100勝とかダサい
バトロワは最後の1チームになれば勝ちなわけです。極端な話、最後の2部隊になるまで戦闘を避けるのが最も勝利への近道と言えるでしょう。ポイントのことを考えれば戦いたくなる気持ちも分かりますが、負けてしまってはむしろマイナス。確実に稼ぐにはやはり生き残るのがベストなわけです。
3-3: 互角の勝負とかしちゃダメ
「競合の情報を全部知ってて、自分の側の情報も全部しってたら、100回たたかっても負けない」
一番有名な言葉ですね。「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」です。ここで書いていることがこの一節に集約されています。
どうやって敵の情報を知るか? 一番簡単に思いつくのはブラッドハウンドとクリプトを使う、ということですね。大会でこの2キャラのピック率が高いのはそういうわけです。
その2キャラのスキルを使えば、相手の人数が事前に分かります。離れたところにいる場合もありますが、戦闘に参加できないならいないも同然です。さらにクリプトであれば戦闘前にアーマーを剥がすことすらできます。これはとても有用です。
相手が2人の場合。攻めるチャンスですが油断禁物です。1人が突っ込んで大したダメージも与えられず倒れてしまったら、あっという間に互角になってしまいます。局所的数的優位を作らせないように、攻めるときは全員で。鉄則です。
相手が1人の場合は攻めるしかありません。逃さず狩りましょう。
クリプトの索敵能力は凄まじく、バナーをドローン視点で見ることで周辺部隊数すら分かります。ただし、ドローン操作中は無防備となります。残り2人はかならず守ってあげてください。そして操作中に戦闘をしかけないようにしましょう。
もちろん、それ以外のキャラであっても敵を目視できたら報告をお忘れなく。
4章: 勝つより負けない篇(形篇)
だからプロも「絶対負けない」を作ることならできるけど…「絶対勝てる」を確実に作ることは、できないんよね。
「絶対負けない」状況はどう作るか? それはアーマー管理です。味方の武器を知るすべはありませんので報告頼みとなりますが、アーマーは見えています。味方の装備にも注意し己を知りましょう。
最初の円収縮までは全員青以上のアーマー、それ以降は全員紫以上のアーマーが戦闘しても良い基準と考えましょう。そうでない場合、「絶対勝てる」状況以外は逃げる選択肢を最優先にしておくべきです。
「絶対勝てる」状況は運だのみです。たとえば漁夫れる状況とか、円収縮に追われるパーティーに対し強ポジを取れたときなど。そのような状況にたまたま巡り合ったときは取りこぼさないようにしましょう。
危ないのは戦闘を終えた直後です。漁夫られる可能性が高いこのとき、最優先すべきはアーマーの回復です。デスボックスを漁るときまずアーマーを取りましょう。倒した直後のデスボックス内のアーマーは全回復しているからです。
有名プロ、ShivFPSは死なない漢として有名ですが、このアーマースワップが鬼のように早いことが最大の理由です。
戦いながらデスボックスを見てアーマーを着替えているのがお分かりになると思います。このスピードでできればそうそう死ななくなります。私はできませんよ、念の為。
それと空っぽの紫以上アーマーより全快の青アーマーのほうがマシということも覚えておいてください。敵に詰められて回復する余裕がないときはサクッと着替えましょう。
ついでヘルスの回復。それから武器弾薬アタッチメント類と続きます。この順番を間違えないようにしましょう。
4-2: 大勝利とかイケてない
派手な勝利は必要ありません。超地味な安定した勝利を目指しましょう。
1人きりになったあと、バッタバッタと敵を倒しチャンピオンになって「俺TUEEE!」ってのは憧れますが、こういう動画はたまたま勝ったものを切り取っただけにすぎません。本来、1人になった時点で負けなのです。
むしろ3人がかりで1人をボコってチャンピオンというのが理想形です。
4-4
兵法で重要なポイントは5つ。「度」「量」「数」「称」「勝」な。
敵部隊を発見したとき、戦うのか逃げるのか? その判断を間違ってはいけません。
「度」は地形や陣形そして強ポジです。円の収縮を予測し、早めに有利な位置へ移動しましょう。安地に追われるような移動をしているときに会敵してしまっては勝ち目がありません。
強ポジだけでなくクロスファイアも重要です。十字砲火、というやつです。相手が遮蔽物に隠れたところを横から撃つ、これは強いです。オクタンなどの移動スキル持ちが得意なので意識しましょう。真正面に突っ込むとお荷物オクタンになってしまいがちですのでご注意を。
「量」は装備、スキル、ウルト。アーマーは前述のとおり。弾がないときは「〇〇アーモが欲しい」。武器がないときは「武器が必要だ」という報告をしておきましょう。味方が1人でもそう言っているのなら戦闘は避けましょう。
「数」は人数。人数差で勝っているときはチャンスです。スキャンやドローンで調べましょう。
不運にも、味方が早々に倒れ、数的不利になることもあります。その場合、無理そうならば仲間を見捨てる、という判断も必要になってきます。この判断は非情かつ早めに行わなければなりません。
野良だと味方がデスボックスをピコーン、ピコーンと鳴らせてアピールしてくるかもしれませんが、ガン無視です。白い目で見られようが全滅よりマシなのです。
「称」はそれらの相手との比較。その結果「勝」てるという予想ができるときに戦闘に入ります。その判断はダブハン持ちレイス様にお願いしましょう。
最後に
孫子の兵法はまだ続くのですが、ここから先は軍隊の具体的な運用法みたいな話になっていくので、Apex Legendsで使えそうな考えはここまでと思います。
ここで一つ、孫子の兵法にある格言を紹介します。
智将は務めて敵に食(は)む
簡単に言うと、食料調達は敵地でしろ、ということです。Apex Legendsならデスボックスを漁れ、ということでしょう。
キルすると相手の物資を奪うことができます。敵が集めてきた良いアイテムを入手できるため、自分で漁るより遥かに効率的なのです。
ここまでさんざん戦闘は避けろ、と書いてきましたが勝てる勝負を逃げるのも悪手です。
最後の部隊に勝たなければチャンピオンにはなれません。長期的に見れば戦闘が強くなければある程度のランクで頭打ちになるでしょう。
最後に頼れるのは自分のエイム力です。日々のBOT撃ちを怠らず。
それでは!
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