応用ドリル(環境負荷低減)
応用ドリルでは、本番を想定した解答ボリュームとなるような問題を多数こなしていきます。
用語集(環境負荷低減)、基礎編(環境負荷低減)、基礎ドリル(環境負荷低減)で覚えた知識を用いつつ、応用力を養います。
オススメの読み方は、一問一問を細かく覚えていくのではなく、全体を何度も読み流す方法です。全体像をつかみながら、記述の引き出しを増やすことで、実力がついていきます。
試験本番では、キーワードと文の流れが頭に入っていれば、自分の文章でいかようにも再構築することができるはずです。
1.パッシブデザイン
設問:建築物で採用したパッシブデザインと理由を述べよ
電気、機械を用いない環境負荷低減手法であるパッシブデザイン(建築的手法)について問われた場合です。Low-E複層ガラス以外の手法を説明します。
・解答例①
採用手法:庇の設置
採用理由:建物南面開口部の上部に庇を設け、冬場の日照は取得しつつ、夏場の日射を遮蔽できるものとした。冬場の日射取得を妨げず、夏場の室温上昇を抑制することで、空調負荷を低減した。
・解答例②
採用手法:屋上緑化
採用理由:屋上を緑化することで屋根の断熱性を向上させ、空調負荷を低減した。緑化の土壌で日射を遮蔽しつつ断熱することで、紫外線や急激な温度変化から防水層を守り躯体を保護した。