基礎編(環境負荷低減)
一級建築士製図試験における「計画の要点等」について、当研究所では建築計画、構造、設備、環境負荷低減の4分野に分類しています。
記述試験が本格的に出題されるようになった平成21年度からの過去問傾向を分析し、効率的な学習方法を考えていきます。
今回は「環境負荷低減」です。環境負荷低減は現代の建築において、必ず求められる条件ですので、今後も出題される分野です。まずは用語集で基本事項を確認しました。
この分野は「設備」との関連性が高い分野です。お互いを確認しながら、理解を進めてください。
出題傾向分析
過去の出題傾向から見ていきます。令和2年から、記述問題が現在のスタイルへ変更された平成21年までを遡りながら分析します。
全記述問題のうち環境負荷低減に関する設問だけを抽出して、この分野の出題傾向をつかみます。
・令和2年 高齢者介護施設
設問数は全部で8問でした。このうち環境負荷低減に分類できるものは1問です。
①自然光を取り込んだ冷房負荷抑制(イメージ図:必須)