基礎ドリル(建築計画)
基礎ドリルは、想定したプランに対する設問に答えていきます。用語集(建築計画)、基礎編(建築計画)で建築計画に関する記述の基本的な考え方、セオリーを学んでいきました。
これからは問題をこなしながら知識を蓄えていきます。基礎ドリルでは本試験よりも短い解答となる設問をたくさんこなすことで、基本的な例文を覚えていきます。
設問数が多いので、すきま時間を使って少しずつ読んでみてください。次回、続きから読む際には目次のリンクを使ってジャンプしてください。
1.室の配置計画
設問「図書室の配置計画で工夫したこと」
室の配置計画を問われた場合は、建物内での位置、周辺敷地の状況を踏まえて答えます。
今回の場合は敷地の西側にある公園の景観と、建物の北側部分に計画したことで、安定した日照となることのメリットを述べます。
・解答例①
図書室を敷地西側の公園に面して配置し、利用者が良好な景観を楽しめるように計画した。
工夫:公園に面して配置
理由:利用者が良好な景観を楽しめる
・解答例②
安定した日照条件とするため、図書室を建物北側に配置し、利用者の快適性に配慮した。
工夫:建物北側に配置
理由:利用者の快適性に配慮
2.室の配置と動線計画①
設問「図書室をその配置とした理由と動線計画で考慮したこと」
配置計画と動線を問われた場合には、利用者にとってわかりやすく、簡潔な動線を目指し計画したことをアピールします。
今回の場合は主出入口や公園側出入口から視認しやすい位置に計画することで、利用者にわかりやすい計画としたことを説明します。
・解答例①
図書室を各出入口から視認しやすい位置に計画することで、利用者がわかりやすいものとした。
工夫:各出入り口から視認しやすい位置に計画
理由:利用者がわかりやすい
・解答例②
図書室を各出入り口から近い位置に計画し、単純な動線とすることで利用者の利便性に配慮した。
工夫:各出入り口から近い位置に計画
理由:利用者の利便性に配慮
3.室の配置と動線計画②
設問「建物内の室やスペースの配置と動線計画で考慮したこと」
室の配置計画と動線を問われています。室の指定がされていない場合は、主要な室に注目してどのような観点から設計したかを説明します。
動線は簡潔なものとし、利用者だけでなく、管理者のことも考慮しながら検討します。
・解答例①
特産品売場をエントランスホールに面して配置し、来館者が立ち寄りやすいように計画した。
工夫:特産品売り場をエントランスホールに面して配置
理由:来館者が立ち寄りやすい
・解答例②
休憩スペースを駐車場側出入口の近くに配置し、多くの利用者が気軽に利用できるよう考慮した。
工夫:休憩スペースを駐車場側出入口の近くに配置
理由:多くの利用者が気軽に利用できる
・解答例③
休憩スペースを北側湖に向けて計画し、湖の景色を楽しみつつ、利用者が落ち着いて休憩できる場所とした。
工夫:休憩スペースを北側湖に向けて計画
理由:利用者が落ち着いて休憩できる
・解答例④
管理部門は北西側にまとめて配置した。利用者と管理者の動線が交差しないように計画し、お互いの利便性に配慮した。
工夫:管理部門を北西側にまとめて配置
理由:お互いの利便性に配慮
4.履き替え動線計画
設問「履き替え等を踏まえた動線計画として考慮したこと」
履き替えを踏まえた動線計画では、履き替え位置によって、利用者の動線が単純になるように計画したことを示します。建物内を何度も履き替えることがないよう、履物によってまとめたゾーニングとします。
適切な履き替え位置とすることで、利用者の利便性が向上します。
・解答例①
主出入口付近に広めの履き替えスペースを設け、施設利用者がスムーズに入館できるように計画した。
工夫:主出入り口付近に広めの履き替えスペース
理由:施設利用者がスムーズに入館
・解答例②
館内は全て上足利用とするため入口にて履き替えることとし、利用者動線が明快なものとなるようにした。
工夫:入口にて履き替え
理由:利用者動線が明快