一級建築士試験勉強に役立つ本の紹介⑦
こんばんは、記述研究所の源です。
今日は建築士試験の勉強に役立つ本を紹介します。紹介する本は自分で読んでみて気に入った購入したものです。
今回は建築構造に関する書籍を紹介したいと思います。
学科、製図のともに構造は避けては通れません。しかし、苦手とする人が多い分野ではないかと思います。学科では当然ですが、製図でも梁伏図がなくなってからは、記述で構造に関する知識を問われるようになりました。
また、杭基礎が出題されたり、構造に関する周辺知識も求められています。
今回紹介する本は「図解でよく分かる建築構造入門」です。
この本は「入門」とあるように、構造を目指そうとする方に向け、俯瞰的に勉強できるように取りまとめてあります。
項目ごとにまとめてあり、それぞれが図や表を用いてわかりやすく書いてあります。
意匠設計者に対しては辞書的に使うこともできますと筆者がすすめていることからもわかるように、「専門的ではあるけど理解できないほど難しくはない」という感じでまとめられていると思います。
知識レベルとしては、学科試験の構造にピッタリではないかと思います。
製図試験対策としても、構造について一通り学ぶことは大事だと思います。比較的余裕のあるこの時期でしたら、是非とも読んでいただきたいと思います。
過去に記述で問われた構造に関する初出題の問題でも、この本を読んでいれば難なく解答できたであろうという項目がありました。
次に紹介する本は「サクッとわかる 鉄骨造のつくり方」です。
この本は職場の若手にS造をわかってもらおうと買った本です。多くの施工写真が掲載され、施工の流れがとてもわかりやすくまとめられています。
また、付属のDVDでは構造の専門家が解説や施工業者、鉄骨製作工場の人にインタビューしながら説明しています。
この映像を見ながら、アレッと思いました。解説している人が、先ほど紹介した建築構造入門の著者だったのです。
どんな人が書いているのかを知ってから建築構造入門の本を読み直してみると、とても親近感が湧いて、理解の進みも良いような気がしました。
同じシリーズでRC もあることを知りました。Sがとてもわかりやすかったので、こちらも購入してみようと思います。
最後に紹介する本は「建築構造のなぜがわかる一問一答」です。
この本は建築構造に関する疑問、54問に答える形で構造知識を解説していく本です。
意匠と構造の連携をスムーズにするためと謳っていて、はじめに紹介した構造入門書よりは実務よりの知識になると思います。
こちらの本の質問にも、試験に出題された項目はいくつかあります。また、構造に関する知識は、建築に関わっていく中では、必ず役に立つので習得しておいて損はありません。時間に余裕のある今なら読んでみる価値はあると思います。
どの本も、気になった方は読んでみてください。
第1回は建築設備に関する本の紹介です。
第2回は施工に関する本の紹介です。
第3回は法規に関する本の紹介です。
第4回は建築計画に関する本の紹介です。
第5回は問題集、法令集に関する紹介です。
第6回は空調設備に関する本の紹介です。