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記述研究所のテキスト 22

この記事は、年度別の課題に特化しています。受験年度に関係ない場合は飛ばしてください。

令和5年度の製図試験課題は「図書館」です。

基礎編として、図書館に関する用語集、今年度の課題発表での留意事項に出たキーワード、過去類似課題(平成24年度)の内容を確認します。


用語集

計画の要点等を解答するために、知っておいた方が良い用語を解説します。

開架式

利用者は本棚から自由に書籍を選び取ることができます。公共図書館における近年の傾向としては、開架式が多く採用されています。

開架式

 メリット
  実際の本を手に取って選ぶことができる
  本のレイアウトや装飾も楽しめる
  図書館職員の負担が少ない

 デメリット
  紛失、盗難、汚損の可能性が比較的高い
  目的の本が探しにくい
  配架順序が乱れやすい


閉架式

利用者が端末や目録などから本を選び、図書館職員が書架から探し出し、利用者に貸し出します。

閉架式

 メリット
  効率的なスペース活用ができる
  目的の本が見つかりやすい
  本の保存環境がよく、長持ちする

 デメリット
  本を選ぶ時、実物で選べない
  予約や取り寄せが必要
  本のレイアウトや装飾は見えない

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