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記述研究所のテキスト 06


基礎編

一級建築士製図試験における「計画の要点等」について、当研究所では建築計画、構造、設備、環境負荷低減の4分野に分類しています。

記述試験が本格的に出題されるようになった平成21年度からの過去問傾向を分析し、効率的な学習方法を考えていきます。

今回は「建築計画」です。この分野を苦手とする方が一番多いです。

近年の設問では、テンプレートを暗記するだけでは対応できなくなってきています。基礎的な知識を理解しながら覚え、引き出しを多くすることで自分のプランをしっかり説明できるようにしましょう。


出題傾向

過去の出題傾向を分析します。全記述問題のうち建築計画に関する設問だけを抽出して、建築計画分野の出題傾向をつかみます。

設問に(図)とある場合には、補足図の要求があった場合です。
必ず記入することを求められる(図:必須)と補足してもよいとされる(図:任意)に分かれます。

令和5年 図書館

①一般開架スペースの蔵書数確保、書架等のユニバーサルデザイン(図:任意)
②一般開架スペースの敷地、周辺条件(図:必須)
③多世代間交流を踏まえた機能構成、配置・動線計画
④施設運営管理を踏まえた機能構成、配置・動線計画

令和4年 事務所ビル

①基準階の収益性、可変性、快適性、多様性
②最上階の収益性、快適性、多様な働き方対応
③断面詳細による建築計画上のポイント(図:必須)

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