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雨・風をしのぐという言葉

「Worlds Fare」に
Candy5さんのお手伝いで突入してきました。

経験や体験と、自分の臨機応変の範囲を思い知るのは
ほんとに、自己投資だなと思った日でした。

わかりやすく受けたり伝わったりするものではなくとも
だからこそ人の心が動いたり、目に止まったり
覚えてもらえていたり、英語じゃないところで伝わったり
もしくは
伝わるかわかんなくても表現しはじめる自分をどう扱うかとか
惨めなことや辛いことは、想像と違う位置にあったりするとか
そういうのを目一杯、ほんと命いっぱいやってきました。

出来事の、すごい嬉しいもすごい辛いも、
受け取る力がどんどん広がって伸びる。これだーーー。

↑Candy5さんの暖簾を描いています

うーん。いいのかわるいのかの答えは
誰かに聞いたわけではないし
ジャッジもせずに実験人生を送り続けている
画家・全身芸術家のこうだともこです。

やー。雨風をしのぐっていう言葉はありますが
風ってそんなに大変じゃないと思ってました。
「雨じゃなくてよかったね」ってよく聞く言葉だし。

今回、土日の二日間とも、かなりの強風でした。
風が強いと、まぁ、体力的なことも大変で、私は凹みますし、
見て欲しくて出してるだけの絵が、飛んだり倒れたりする。
そしていちばんきついのは、原画が飛ぶからと、
見えない位置に置いて飛ばないようにしてしまうことや
心配されて、原画をしまっちゃわれることでした。

判断や対策は難しいんですが、
わたし、
絵を見たことがある人を増やしたいのと
その反応をたくさん受け取りたいので
絵をしまって安全だとしても、ここまで絵と一緒に来た意味がない。
(これは、外のイベントに自分を出していて気づいたことです。)

あとは、パフォーマンスしてる感じで布に描いてたやつ!
描いてる途中に、はためいて裏返るとか、すごい凹む。
体感して初めてわかるやつでした、これ。
布と布の間から風が入って裏返る。
アクリル絵の具が乾いてない時って、ゴミもつくし
そのまま布が飛んでったら飛んだ先にあるものに絵の具がつく!容赦ない。

それは、対策をすればいいとかそういう問題もあるけど
私の中では、そこではないのです。これまだ、研究中。

テープを貼れば、テープにゴミがつく。
ゴミも、花びらや土ならいいんですけど、いろいろ吹いてくる。これが自然!

わたしは、自分が何に凹んで何と戦ってて、何を超えると嬉しいかを、常にその場その場で探求してやってるっぽいなと思いました。
他人から見たら、「イベントまた出てるね」という感じなんでしょうけど空気感や自分の挑むことが、毎回違って、毎回違う、自分のリズムや感覚に出会えて、毎回違う自分の中身の感想を持ち帰る。

今これが何のためにやっているのか、自分でも理解を超えていますが、言葉が通じないところで身を投じるのは、ほんとに、知らない部分を出して磨いてる感はあります。常に、予想範囲の外。

たぶん、この行為全てが、いま、自己投資なのであります。

うーん。

Tomoko Kouda 2019 NYC

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