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光るスーパースライム キット

東急ハンズなどで売っている「実験くん」のスライムキットを試してみました。

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結構色々入ってます。ホウ砂とホウ酸があるのは紛らわしいですね...
この中で、スライムとして最低限必要なのはグァーガム(水溶性多糖類)とホウ砂です。
p-ヒドロキシ安息香酸メチルは防腐剤ですね。

まず、ホウ砂全量を100mlの水に入れて混ぜます。

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大半は溶け残ります。後で上澄みを使うので、このまま静置します。
袋に入ったホウ砂の量を見て思ったのですが、こんなに要らないと思いますw
半分以下でも十分すぎるくらいです。

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別の容器に、蓄光性夜光顔料を除く全ての原料を入れて良く混ぜます。

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ペースト状になります。このとき、粒状の塊が残らないようにします。

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水を90ml入れて良く混ぜます。グァーガムが吸水し、ゲル状になります(ホウ酸による架橋効果もあります)。

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蓄光性夜光顔料を全て入れ、よく混ぜます。

グリセリンは顔料が分散した状態の維持が目的だと思われます。
微量のホウ酸を加えるのも同様の理由でしょう。この時点でグァーガムを少し架橋することで増粘させています。
粘性が低いと、セラミックス粒子の顔料が沈んでしまい、均一に混ざりません。

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最後に、ホウ砂水溶液の上澄みを6mlスポイトで取って加え、混ぜます。
*スポイトは別売りです。

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ある程度固まったら取り出し、手でよくこねて出来上がりです!

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伸びや触感は、洗濯のりとホウ砂で作るスライムに似ています。
良く伸びるので触っていて楽しいです。

そして、夜光顔料を入れているので暗闇で光ります!

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作る前に夜光顔料を日光に一時間程度あてておけば、写真のように暗闇でよく光ります。もちろん、スライムを作った後でも問題ありません。
密閉容器に入れて冷蔵庫に保存しておけば、一か月は大丈夫だそうです。

今回取り上げたスライムはホウ酸イオンがグァーガムを架橋した構造になっています(HとOの水素結合による架橋)。

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架橋の図は見易くするため、グァーガムを簡略化しています(それでも見難いですが...)。
ホウ酸イオンはホウ砂(四ホウ酸ナトリウム)が水に溶ける事で生成します。また、図では水酸基のHとO両方が水素結合しているように表記していますが、一方だけの可能性もあります。

ちなみに、夜光顔料はアルミン酸ストロンチウムです。
ルミノーバと言えば分かる方も居るんじゃないでしょうか?

洗濯のりにルミノーバを混ぜて、ホウ砂を加えても良いと思います。
その場合、ルミノーバを均一に分散させるのが難しいかもしれません。
スライムの伸びも悪くなる可能性があるので、アラビックヤマト(液体のり)を加えると良いと思います。

紹介したスライムキットは、東急ハンズでよくみかけます。Amazonでも扱っていますが、在庫切れの事が多いです...。

光るスーパースライムキットは、スライムの粘りや伸びの特徴を維持したまま、夜光顔料を均一に分散する工夫がされた商品でした。もし興味があれば、是非試してみて下さい。

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