Q. 何をリメイクしたのでしょう?
子供用のトレーナーが出来上がりました。
これ、あるものをリメイクしたのですが何から作ったかわかりますか?
いや、そんなに驚くようなものではないのですが・・・。
でも、何からリメイクされたのか考えながら作業を遡ってみるのも面白いかも?なんて思い、今日はそんな感じで進めてみたいと思います。
ご興味ある方はどうぞ眺めてみてくださいませ。(ご興味ない方は遠慮なくスルーしてくださいませ)
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作業は全部で6行程あります。
ではまず、完成一歩手前の行程。
行程⑥上下を縫い合わせる
はい、お腹のとこで切れてますね。
長袖のものを作る場合、通常は身頃(胴の部分)を縫ってから袖をつける、というやり方が一般的だと思われます。
なので、こんな風にお腹のところで上下が切り離されてるのはイレギュラーな縫い方ですね・・・
なんでこんな縫い方かというのは、もちろん「リメイク」だからです。リメイク前の元々の形を利用してデザインを考えるので、リメイクはイレギュラーな手順になることがよくあります。
そのおかげで思いも寄らぬいい仕上がりになったりする時もあるので、それがリメイクの面白いところ。
では、続いてもう一つ前の行程。
行程⑤襟付け
首の開きの部分を切って襟をつけます。(下に見えている黒い物は息子の服です。大きさを合わせるために置いています。)
襟本体は、これより一つ前の行程で切り落とした布を利用して作りました。切り落とした部分が襟にちょうどいい形だったので。
何からリメイクされたかわかった人いるかしら。
ではもう一つ前。と、そのもう一つ前。
行程③袖の形に切って縫う
行程④左右を縫い合わせる
はい、さっきの襟、袖を作る際に切り落としたものでした。
私できるだけ無駄なく使い切りたい性分でして。「お、ここ襟に使えるじゃん!」と閃いた時のテンションの上がり具合と言ったら。
「あたしって天才・・・」と一時自分に酔いしれます。笑
ではもう一つ前、縫いの行程の一番最初です。
行程②リブを縫う
英語が書いてあるポケットが付いてますが、これは最初から付いていたものをそのまま使ってます。
本当はこのポケット、元々は後側に付いていました。元のものと前後を逆にしたのです。写真の「後」の方をよーく見ると本来前に付いているはずのものが見えると思います。
(何をリメイクしたかのヒントになりますね)
先ほども書きましたが、リメイク前の形を利用して作るので、デザインを考える時は頭を柔らか〜くすべし、です。
前後を逆にしたり、上下逆さまにひっくり返したり、縦と横を変えてみたり、裏返したり。
ねじってみる?切ってみる?繋いでみる?穴を開ける?それとも穴を塞いでみる?
いろんな視点からアイデアを捻ります。
そういうのがリメイクの面倒臭くも面白いところで、一枚のただの布から作るお裁縫にはない点ですね。アイデアがうまくハマると満足度が格段にアップします。
さて、そろそろ何をリメイクしたかわかった人いるかな?どうかな。
では縫う前の、いっちばん最初の作業。
行程①裁断。
写真は、元のものを裁断して仕上がりイメージに並べたものです。
もうわかりましたよね?え、わからないですか?
ではタネ明かし、でーす。
はい、答えはスウェットのズボンでした。大人用のやつです。もう私がだいぶ着倒してヨレヨレになりいよいよ処分の時がきたか、と思われましたが、なんという事でしょう、子供用のトレーナーに産まれかわりましたよ。
こんな風に、ポケットは後についていました。
最初にアイデアが浮かんだ時に描いたやつ。こんな。
胸元はボタンかファスナーで開くようにした方が脱ぎ着がしやすいかと思ったのですが、すっぽり被るのでも大丈夫そうだったのと、面倒臭い行程は省きたかったので結局やりませんでした。
はい。
これにてリメイク完了。
息子に着てもらいました。
息子の感想「あったかーい」
雑な感想ですが、すごく喜んでくれてます。そう、これ、裏起毛の生地なんです。かなり温かいようです。
というわけで、スウェットを無駄なく使い切ってトレーナー無事完成。
めでたしめでたし。
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素直に最初の行程から書いた方がわかりやすかったかな・・・と思いつつ、(写真も色味がバラバラで見にくいのが気になる・・・)
最後までお付き合いありがとうございました。また気が向いたらやるかもしれません・・・(や、どうかな、やらないかな)
さて次はなに作ろうー