入試問題にチャレンジ!

2018年南山大学
(13) 島原・天草一揆について述べた文として,誤っているものを,下記の㋐~㋓から選びなさい。
㋐ 領主の松倉氏らが重税を課したことに対して,百姓らが反乱を起こした。
㋑ 乱が起こった地域の旧領主は,キリシタン大名の有馬晴信や小西行長であった。
㋒ 百姓らは,益田四郎時貞を首領として,原城の跡に立てこもった。
㋓ 将軍徳川家光が,イギリスの協力を得て,この一揆を鎮圧した。

エが正解。イギリスではなくオランダ。

(14) 17世紀後半,本百姓の農業経営を安定化させる政策について述べた文として,正しいものを,下記の㋐~㋓から選びなさい。
㋐ 田畑の分割相続に制限を加えた。
㋑ 木綿・菜種などの商品作物の栽培を奨励した。
㋒ 検見法から定免法に改めて,年貢率を引き下げた。
㋓ 江戸へ出稼ぎに来ていた百姓に,資金を与えて帰郷させた。

アが正解。イ、商品作物の栽培を禁止した。ウ、定免法は享保の改革時。エ、寛政の改革。

(15) 百姓は,自分たちの生活が脅かされると,領主層に対して一揆という形で抵抗したに関して述べた次の文X・Yについて,その正誤の組合わせとして,正しいものを,下記の㋐~㋓から選びなさい。

X 17世紀末には,惣百姓一揆に加えて代表越訴型一揆も起き始めた。
Y 幕府や藩は,一揆を厳しく弾圧したが,百姓の要求を受け入れることもあった。

㋐ X-正 Y-正
㋑ X-正 Y-誤
㋒ X-誤 Y-正
㋓ X-誤 Y-誤

Xは誤。代表越訴型一揆のほうが先。Yは正解。ウが正解。


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