はらわたの煮えくり！ 天才ピアニスト・竹内知咲
第二回、お読みいただきありがとうございます。
このコラムではわたくし天才ピアニストの竹内がはらわたを煮えくり返らせていることを書いていくと申しておりましたが、今回は腹が立つことではなく、嫉妬していることを書きたいと思います。
私が嫉妬している人、それは「親の実家が田舎にある人」です。
私は京都市で生まれ育ちましたが、両親の実家はどちらも京都市内で、私たち家族が住んでいる家からとても近くにありました。
それにより、おじいちゃんおばあちゃんにすぐ会える！という特大メリットがあるのは事実です。これは本当に特大です。感謝しています。
しかし、わがままを承知で申し上げるならば、私は夏休みに親の実家へ里帰りして田舎で過ごすみたいなのにめちゃくちゃ憧れてしまっています！
小学校の夏休み明け、そういう境遇の同級生がすごく羨ましく思えました。
ほな近くにおじいちゃんおばあちゃんがいるよりも里帰りできる方がええねんな？と言われたら、いいや！近くに住んでくれてる方が良い！と答えます。
そんなに真剣に追い詰めてこんといてください！
ただ私は！
となりのトトロのような大自然の中にある一軒家の縁側でスイカが食べたいだけなんだ！
広い畳の部屋で蚊取り線香を焚きながら昼寝がしたいだけなんだ！
近くの川できゅうりとかトマトを冷やして食べたいんだ！
（川で冷やしてもそんなに冷えへんのはわかってるんだ！）
近所に住んでるお兄ちゃんに虫取りに誘ってもらって人見知りしながら遊びたい！
その流れで蛍を見たり、花火をしたりしたい！
そして大人になった私は大都会、東京で働いていて、人間関係に疲れ、仕事に追われ、なんか全てが嫌になったタイミングでそのお兄ちゃんと再会したい！
あの時と違ってパリッとしたスーツを着てるそのお兄ちゃんが食事に誘ってくれて、あの時は飲めなかったお酒を2人で飲みながら子供の頃一緒に遊んだ話で盛り上がりたい、、、
親の実家が田舎にあった人はみんなそういう楽しい体験&ロマンティックな再会をしてるに違いない！
全てを京都市内で済ませた私には東京で再会できるお兄ちゃんはいません。
この歳にもなってロマンティック話が一つもないのは親の実家が近すぎたせいちゃうやろか？
絶対にそうや！！！
■天才ピアニスト プロフィール
竹内知咲とますみのコンビ。
竹内知咲の特技は理科の授業（高校理科教員免許所持、非常勤講師経験あり）。
ますみの特技はモノマネ、歌、採血（正看護師国家資格所持、10年の病院勤務経験あり）。
天才ピアニストINFO
著者／天才ピアニスト・竹内知咲
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