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「典型的」を学ぶ

テレビを売って、そのお金で中古のプロジェクターを買ってみました。
かなり大画面で見られるし、部屋を暗くすれば思った以上に画質もよく、映画を見たりするにはもってこいなのですが。
いかんせんかなりの電力を消費するので、中古でバッテリーがヘタっていることもあり、単体では一時間半くらいしか保ちません。
充電しつつ使っても、残念ながら電力消費に追いつけず、二時間半くらいで強制終了。
でもそれが私にはちょうどいいかなぁと思って、毎晩つかってます。
というのも、テレビって当然のように、点けっぱなしにしちゃいがちじゃないですか?
で、面白いわけでもないのに、ついつい意識を向けてしまう。
「ぼうっと」を楽しむ でも書きましたが、それって「すき間を埋めたい」っていう欲求が働いているからで。
私それ、教育による刷り込みだと思うんですよね。
ぼうっとする時間を持つと、人ってインスピレーションを受け取れるようになるので、管理する人たちにとっては都合が悪いんだと思います。
でもこれからは私、クリエイターとして生きていきたいと思っているので。そういった「意識の垂れ流し」からは卒業しようと決めたこともあり、勝手に電源が落ちてしまうのはむしろ、ありがたいことだなぁと。
積極的に、不便を楽しんでいます。

その後、寝るまでの時間は音楽だけ流しつつ本を読んだり、それこそぼうっとしたり。
ローランドさんを見習ってルーターボックスの上に小さな箱を置き、プロジェクターの強制終了とともに、スマホもそこに入れるようにしてます。
そうやって一時間ほどでもデジタルなものから距離を置くと、ベッドに入るとすぐに寝られて、夜中に起きてしまうこともありません。

とはいえやっぱり私、社会から遊離してるよなぁって思うこともあります。
周りにたくさん人はいるのに、まるで違った日常を送ってる。
SNSのタイムラインもきっと、だいぶ違うと思うし。
実際、目にしている世界も、まったく違うんだろうなぁと感じます。
でも最近、気付いたんですけど。
私、今回「典型的」を学びたくて、生まれてきたような気がするんです。
私自身はあまりかぶる人のいない、圧倒的なマイノリティだけど。
だからこそ「典型的」の中に身を置かず、外側から観察することができる。
そして最も共感のπ(パイ)がでかい「典型的」を知ったうえで、マイノリティを体験していれば、そのあいだのどこを表現するかを選ぶことができる。
私、クリエイターですから、やっぱり表現したいんですよねぇ。
でも、自分のことしか書けないんじゃあ、表現の幅が広がらない。
だから両極端を知って、そのあいだのグラデーションのどこでも選べるように、知らずしらず生きてきたんだと思います。
苦しかったけど、それだけのことはあったかな?
そのこたえはここから先、はっきりしてくるんでしょう。

ホームページをつくったので、ぜひ、見てみてください。
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では、あいにくの雨模様ですが、よい休日を!

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