信じる
信じるって、なかなか難しい。
特に自分を信じるのは、とても難しい。
頭ではね「もういい加減、信じてやってもいいよね」って、思ってるんだけど。
じゃ、いよいよ自分を信じて、身を任せようっていうときに。
どうしても、疑いの気持ちがわいてきちゃう。
「エビデンスは?」って、ついつい自分に聞きたくなっちゃう。
だけど、ね。
そんなの、ただの怯えに過ぎないんだよね。
ひるむこころが「証拠を出せ」って、抵抗してるだけなの。
だって、人生にエビデンスなんて存在しないもん。
同じことをしても、うまくいくときもあれば、いかないときもある。
まったく同じ願望を持ったつもりでも、希望どおりの現実をつくれるときもあれば、つくれないときもある。
生きるって自分だけのファクターでは決まらないから、同じ解を入力しても、同じ結果が出るとは限らないのは当たりまえ。
常に同じ条件下でやる、科学の実験とは違うんだよ。
だから、エビデンスなんて求めるだけムダだし。
そのことを、よぉく私は、分ってるはずなの。
つまり「エビデンスは?」って聞いてくるのは、私の中のひるむこころで。
その声を聞いたら、「まぁた私、怯えてるよ」って、笑っちゃえばいい。
そして、すくむ思いを抱えたままで、自分を信じりゃいいんだよ。
安全基地から出て新しいことをしようとすれば、不安が生まれるのもこれまた、当然のことなんだから。
怯えつつ、やりゃあいいんだよね。
たとえそれが、失敗に終わったとしても。
怯えつつ、できたことはきっと、一回り私を大きくしてくれるから。
次はきっと、そんなにひるまず、できるはずだし。
失敗が、永遠に続くなんてことは、ないんだよ。
だから。
怯えつつ、進もう、私。
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