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診断士って何?

と今日はちょっと志向を変えて、自分のやっていることの話。

診断士とは

 診断士って職業を相手につたると大抵「何をやる仕事ですか?」と聞かれます。例えば、弁護士であれば法務、税理士であったらお金周り、社労士であれば労務関連、行政書士であれば登記関連とかきれいに分かれているのですが、診断士というと「これ」といったものがありません・・・・よく言われるのは、「コンサルタント唯一の国家資格」というフレーズです。
(国家資格なので取るのに試験があったり実習があったりと通過儀礼みたいのはありますが、それは別の機会に・・・(´Д`|||))

 この「コンサルタント」は、相手の課題解決することを生業としている人を指します。ようするに、企業の悩み事に対して解決策を示してくれる人と置き換えればといいと思います。ちなみに、「コンサルタント」と名乗るには特に資格等は不要です。(江戸時代以前のお医者さんと同じですね。)

 「コンサルタント」で検索すると色んなことを専門分野にしている方がヒットします。その領域で課題を抱える人にとっては大切な存在ですね。

というわけで、「中小企業診断士」とは

・中小企業(小規模事業者)に寄り添ってコンサルティングしてくれる。
・コンサルタントのうち国が正式に認めた人々なので、安心して任せることができる(らしい)
・診断士しかできない仕事はない

となります。

診断士に頼めること

 では、中小企業(小規模事業者)は診断士に何をお願いできるのでしょうか?

 私は、診断士は「企業の町医者」だと考えています。

 我々の立場からは、「日々の困りごとをなんだも相談してください!」と言いたいです。というのも、事業者の方も何が問題で何を相談すればいいかがわかっていないケースが多いからです。日常色んなことを話していく中で、自然と相談事が出てくるからです。場合によっては「この内容は社労士さん、弁護士さん」となります。独占的にできる業務がない分、診断士が相談としてカバーする領域は広いんですね。なんでも相談できる相手と捉えていただければいいと思います。

 「診断士」には分析好きが多いです。なので、企業の課題を話を聞きながら、多面的(色んな視点から見つめて)に交通整理して解決策を提案することが得意です。この時に専門性が発揮されるケースも多いです。(例えば、製造業・商店街・金融・医療・ITなど)なので、依頼する診断士はどんなことが得意かを聞いてみるのもいいと思います。

 当然この専門性は、その診断士がどういった経験をしてきたかに依存します。多いのは、それぞれの業界出身者ですね。特に診断士の属性特徴ですが、診断士の半分以上は企業内と言われる通常の企業(特に大企業にいる人が多い)に勤務しながら資格を保持している人たちです。そのような人が診断士になってから何年か経ち独立すると、専門性を発揮したコンサルティングを行うケースが多いです。

 また、診断士は他の士業よりも「診断士同士の横のつながりが強い」と言われています。(これも独占的にできる仕事がないことと、カバーする範囲がとても広いからだと思います。)なので、Aさんに頼んだで話をしていくうちに、これについてはBさんに頼みましょうなんてケースよよくあります。

診断士の特性
・事業者さんへ寄り添います
・分析するのが好きな人が多いです
・様々な業界経験者がいます(診断士によって色んな特性があります)
・横のネットワークが強いので大抵の課題には対処できます

なので、まずは気軽に相談してみるのがいいと思います。相談事としてよくあるのは、「創業」「事業改善」「事業承継・M&A」「人材育成・働き方改革」「金融関連(資金繰り)」「新規事業」などなどです。ちなみに、相談事がないというケースでも分析手法を色々と知っているので、企業の状況診断をお願いすることも可能です。多面的に分析することで、その中からよりよくしていくための話が聞けたりもします。

(この話の本編はこちら

診断士の活用方法
・相談事があったら気軽に聞いてみよう
・会社の定期診断をしてみることも可能です

 

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