見出し画像

ステップを振り返って

春のこの時期になると、関わっているさまざまな会から年度更新の案内がきます。
診断士をやっていると、さまざまな会(一般社団法人が多い)に入る機会が増え、この時期になると総会といった類の案内がたくさんきます。この数年はコロナだったので書面開催が多かったのですが、ようやく対面での開催ができる様になったので、気がつけばカレンダーの予定がその類で埋まっています。
そういう会に行くたびに1年前は、2年前はって思い返すのですが、振り返ってみると、毎年全く違う環境にいます。

独立して仕事をすることって、変化の多い日々を過ごすことだと感じています。診断士として5年(もう5年、まだ5年)あっという間でしたが、1年として同じことをやっている年がない。会社員時代はITだったこともあり、だいたい同じお客様をながーく担当する機会が多かったので、1年、2年と一緒に働く人も多少の変化はあってもそこまでは大きく変わらないし、やっていることも案件の内容こそ進化するものの基本的な部分はあまり変化がありませんでした。

ところが、診断士として独立してからは、まだ駆け出しということもあるのですが、気がつくと毎年新しいことに取り組んでいて1年1年の内容が濃かったと思います。最初の1年はまだ会社員だったので診断士としての基礎体力をつける感じで、2年目に独立したもの、案件はあまりなくどちらかというとあまりある時間で好き勝手に動いていた気がします。といっても、数少ない声かけていただいた案件に一生懸命当たっていた感じでした。転機が現れたのは3年目でコロナにより診断士に公的機関からの仕事の依頼が急激に増え始めたのです。わたしも、例に漏れずそこで、公的機関のお仕事をいただきながら、さまざまな案件の経験を積んで行ったのと、知人関係から個別にさまざまな依頼を受ける様になりました。そんな中で長期的なプロジェクトに関わらせてもらうこともありましたし、今もことあるごとに支援させていただいている企業様と出会うこともできました。動いてようやく仕事が周り始めた時期だったとおもいます。

4年目からは定期的に公的な仕事をいただき始めた年でした。取り扱う案件数も前の3年に比べると格段に増えていった時期です。毎回が全く異なる内容の相談で、まさに壁打ち状態。でも、これが一番自分の中では成長するきっかけになったとおもいます。AIでいうところの学習フェーズに近かったのかなと。失敗もたくさんしましたけどね。

そして、5年目になると、大抵の相談事には冷静に対応することができる様になったと思います。これ、一番効果的だったのは自身の中での引き出しが増えていったこと。スポーツや語学と一緒で、ずっとなかなか乗れていないなーというのがある時、できてたってなるタイミングがあるんですよね。一方で撤退する案件もあったりで、これまでは何もしないでも案件が来ていたけれど、さらに先のステップに上がるためには、自分自身でお客様を得ていかないといけないって感じた段階でもありました。この点はどういうスタイルの診断士を目指すかにも依るのだと思います。
診断士のジレンマというのがあって・・・すごく支援して欲しい人はお金がないから、支援を十分にすることができない。診断士もボランティアではないからそ、必要以上にはできないという。
一方で今支援が必要と思っていなくても、支援してみると色々と課題が出てくるということもあります。この時点だったらまだまだ会社をいい方向へ持っていける。これ、医療の予防と同じですね。問題が起きてしまってからでは遅いので、それ以前に状況を見て対応していこうというもの。経営とはそういうものなのでしょうね。なので、6年目からはこの分野の仕事に関われる様に積極的に動いていこうと思ったわけです。

というわけで、今夜は作戦会議。どういう話になるのやら。

サポートいただけると嬉しいです。サポートいただいたお金は移働する資金に使わせていただきます。