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健康診断。

年に一度、会社の健康診断がある。病院からレントゲンの車だとか一気にやってきて、血液検査や尿検査、心電図に身長や体重を計りひととおり実施される。メインの検査がひととおり終わると、内科医による医師の診察と面談がある。
健康診断の結果は3年分のデータが並べられていて、例えばコレステロールの値がその3年でどう変化しているのかも本人が自覚出来る様になっている。また体重に±5㎏の変化がみられると、生活にどんな変化があってそのような結果になったのか?という質問をされる。
例えば、異動になってストレスで過食になり体重が増えましたとか、膝が痛くなったのでダイエットをしようとジムに通い、半年で3㎏減りましたというように。思い返せばこの10年ほどはいつも同じ男性医師がその病院から派遣されていた。  身長170㎝、体重120㎏はあろうかという大柄な方だ。いや。言い換えよう。著しく不必要な脂肪がありとあらゆる場所に蓄積されている方だ。  どう見ても、昔は○○部屋に在籍していたようにしか見えない。診察の間も小刻みに息が上がっている。相当心臓に負担がかかってそうだ。ようやく私の順番がやって来た。聴診器を背中に当てた後、その日の診断結果を見て言った。

この1年で体重の増減はありましたか?3キロ? 年齢が来ると身体に負担がきますからねぇ。気を付けてくださいね。脳梗塞や心筋梗塞の危険性もありますからね。不摂生せず、睡眠をしっかり取ってストレスのない生活を心がけて下さい。保健師の生活習慣についての指導は受けますか?  いりませんか。分かりました。

先生、私の方が健康なんですけど(笑)。

温かいお気持ち、ありがとうございます。 そんな優しい貴方の1日はきっと素敵なものになるでしょう。