【美形男子】
「ねぇねぇ父さん、〈%★☆●〉ってイケメンだよね」
息子がスマホを翳して〈%★☆●〉の顔写真を見せた。
「ん~ん❓️・・おっ❗️こりゃイケメンだわ。アラン・ドロン並みじゃ」
「アラン・ドロンってなんなん❓️」
平成生まれの息子がアラン・ドロンを知っている訳がなかった。
「アタシもよく知らないわ」
息子どころか家内までもがよく知らないという。
「アラン・ドロンを知らんのかぁ・・昔のフランスの映画俳優でなぁ、レベチの美形男子じゃ・・・チョッと待てよ・・え~~と・・・・・これじゃ❗️」
スマホで画像検索をして息子と家内に見せてやったら、息子も家内も驚くのであった。
「わっ❗️すげ~イケメンじゃん❗️」
「なんか超綺麗な顔をしてるわね❗️」
「そりゃそうよ。昔はイケメンの代名詞だったんだからな」
すると息子が言うのだ。
「若い頃の父さんの写真に似とるね」
家内も言う。
「うんうん、分かるぅ・・若い頃の父さんにチョッと似てるよ」
「はぁ❓️・・いくらなんでも、アラン・ドロンに似てるなんて買い被り過ぎだろう・・風間杜夫に似てるとは言われたけどな」
息子が訊く。
「カザマモリオって誰なん❓️」
そぉかぁ・・風間杜夫も知らないのか・・こりゃ切りがないな。
兎に角、若い頃の僕はアラン・ドロンにチョッと似ていると2人が言うのだ。しかし、このエッセイをお読みの皆様が、現在の僕をご覧になったら、きっとこう仰るに違いない。
「な~にがアラン・ドロンだ❗️こりゃ、土左衛門になった薄ら禿げのタコ焼じゃないか❗️ふざけんじゃねぇぞ❗️」
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