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【情報弱者】

僕は、戦後の左翼教育をタップリと吸収して育った人間だったので、日本は他国を侵略した最低の国だと信じていたし、天皇陛下だって本気で否定していた。

それこそ絵に描いたような、100点満点の〈左翼人間〉であったことは間違いがないのである。

ところが20数年前に転機が訪れたのだ。

ある日、仕事の合間に本屋に立ち寄って、何気なく本棚を眺めていた時だった。ヤケに分厚い1冊の漫画に目がまったのだ。

それは「小林よしのり著:戦争論」という本であった。

取り分けて読書が好きなほうではないのに、浮いた出張費もあったということから、僕は「戦争論」を買ってしまったのである。

さて、衝動買いした「戦争論」は漫画ではあったが、普通の漫画とは少し違っていた。やたらに文字が多いし、オマケに小難しい言葉まで使われているのだ。それでも読み進めていくに連れ、今までに聞いたこともないような歴史の真実を知らされて、僕は大きな衝撃を受けたのである。

この「戦争論」1冊によって、眼から鱗が落ちるように〈日本の自虐史観〉の洗脳から鮮やかに解放されたのである。その変貌ぶりと言ったら、それこそコペルニクス的転換であった。

こうして〈日本派〉になった僕は、以前とは打って変わって日本を愛する人間になったのである。

以降、パソコンを扱い、スマホを持った僕は、それらから入手出来るリアルなネット情報によって、メディアが決して報道しない「真実」の情報を得られるよになったのだった。

だから、現在の余りにも嘘と左翼プロパガンダだらけの既存メディアの報道には、辟易とするばかりなのである。

しかし、真実の情報がデクラス(機密解除)されつつある昨今にも拘わらず、未だにテレビ新聞の情報や左翼グローバリストのプロパガンダしか知らない、所謂〈情報弱者〉の如何に多いことか・・・

堪り兼ねた僕は、そういった知り合いに、り気無くリアルな情報を話したりすることもあるのだが、えてして、彼らは半分小馬鹿にしたようなリアクションしか返してこないのだから、暗澹たる気持ちになるばかりなのである。

そんな〈情報弱者〉の姿を見るに付け、あの時もしも「戦争論」に出会うことがなかったならば、明日は我が身だったのかもしれないなぁと思うと、本当にゾッ❗️とするのである。


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