【歯磨きとお骨上げ】

〈なんちゅうタイトルやねん❓️〉

そう思われた方も多いのではなかろうか・・・

・・・・・・・

さて、夕御飯というか晩御飯というか、僕は食後の歯磨きをしていた。わざわざ夕御飯とか晩御飯などと書いたのは、最近の〈夜よる御飯〉という言い方に馴染めなくて、チョッと反発したのだ。

それはさて置き、歯磨きをしながら突拍子もないことを思ったのである。

〈・・・火葬場でお骨上げをする時には、当然、歯もそのまま残ってるよなぁ・・骨の癌とか、極端な薬物中毒の場合は別としても、焼かれた骨は大体が似たようなものでなんてこたないのだが・・・歯だけは生前の姿がそのまま残るんだよなぁ・・・ヘビースモーカーの歯なんて、火葬してもヤニだらけで汚ないしぃ・・〉

死んで焼かれた時に汚ない歯を人に見られるなんてまっぴら御免だ。そう思ったのである。

死んだ後のことなんかどうだっていいじゃないか❗️ なんて、そんな訳にはいかないのだ。死人にだってプライドってもんがある。

20数年前に煙草は止めたにせよ、より綺麗な歯であることに越したことはない。

だから・・

〈生きている内にしっかりと歯を磨こう❗️〉

そう思ったのだ。

しかしその論理からいくと、お腹が楽だからと言って、ゴムがダボダボの古～いパンツを穿くのは理に反する訳だ。死んだ時に汚ないボロパンツを人に見られてしまうからである。

誰にだって、突然死しないという保障はないのだから・・・

不倫や浮気をする人に限らず、人間誰しも綺麗な下着を身に着けておくことが大切である。