組織の形をネットワーク図を使って可視化してみたらこうなった
先日こんなpostをしました。
なんのためにこんな事やったのかというと、リバネスという組織の形を可視化できないかなと思ったから。
そもそも以前から、各スタッフ間の関係性を半期に一度取得するという事をやってきたのですが、ビジュアライゼーションが難しくてあんまり活かしきれている感じがしなかったんですね。過去にやっていたのは
Aさんに対してB,C,D...さんがどんな風に思っているかを見せるという形になっているんですけど、どうしても平面的になってしまいます。Excel的といえば伝わるでしょうか。クラスタリングみたいな事は出来なかった訳です。
統計学などにおけるデータ解析手法の一つで、多数のデータ群を何らかの尺度に基づいて似た特徴を持つ集団に分類する手法を「データクラスタリング」(data clustering)あるいは「クラスター分析」(cluster analysis)というが、文脈によってはこれを略して単にクラスタリングということがある。出典
それが出来るようになったので、ビジュアライズしてみて結果的にどうなのよという話が本日の本題。
リバネスの2020年の形
赤っぽい線が、AさんがBさんから学んでいますよという線。
青の線が、AさんはBさんを育成していますよという線。
緑の線が、AさんがBさんの活動を評価していますよという線。
日本・シンガポール・マレーシアスタッフを含めた90人弱くらいのネットワークになっています。
ネットワーク図で分かること
孤立してないか?が分かります。データ上は何人かいるのですが、新人だったり休暇中だったりという感じでした。
新人は育成されているか?が分かります。目をかけていない新人がいるとパット見で分かるようになりました。
比較的事業部で塊ができやすいものの、事業部をまたいで関係性を持っている人は塊の真ん中の方に来ます。年次の高い人が多く見られる位置ですが、ユーティリティとして活用されている人材もそのあたりに位置されるようです。
各線種で出しわけをしてみて分かること
特に重要だなと思ったのは青線です。社内の育成ネットワークが分かるのですが、この関係性と育成状況の相関についてはもっと見ていく必要がありそうです。人材育成の穴みたいなものを客観視出来るようになるのは良さそう。
あなたならどんな図を作りますか?
実際に作ってみて思うのは、これは組織の形の一側面を表しているということです。人数が増えてくると、それまでは平面に並べても全員の顔が立体的に見えるという状態だったのが、平面になったり、大きな一つの山の影に隠れて小さな山が見えなくなったりします。
ネットワーク図にすると、つながりの弱いものが周辺に配置されるので、発見力はとても高まるのでは。
データをさかのぼって見ていくと、半期毎に結構な変化があるようです。つまり、半期なにか打ち手を打てば組織の形が変わるという事だと今の所解釈しています。
よかったらチャレンジしてみてください。
noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。