見出し画像

Salesforce上のデータクレンジングの話

Salesforceは2014年から使っているのですが、これまでノイズになるようなレコードが放置されていました。

・初期の頃にスキル不足でやらかしてしまったデータ
・インポートしたときに文字化け/データ漏れが発生してしまったデータ
・とある連携アプリで名刺データを取り込んだら、バグがあったのか変なレコードが生成されてしまった奴
・重複ルールがなかった時代に作られた重複したレコードの数々

みたいな奴に頭を悩ませている管理者の皆様、いるんじゃないでしょうか。いや、確実にいると思う。

今回、2つのツールを駆使することで、かなり解決したのでその話です。

FORCASが神がかっていた

とある友人が、自社の事例をFORCASさんとセミナーで話をするというのでノコノコと出掛けていったのがきっかけで導入をしたのが今月初日。ということでまだ一週間しかたってないのですが、何が神だったかという話。

FORCASがどんなツールかというと、企業DBと照合して、御社のターゲットに見合う取引先をレコメンドしますよというものだと理解しているのですが、照合が自動で行われることで、これまで欠損していたデータがかなり補完されます。自動的に。

そして、もう一つ熱いのが、リードの取引先責任者レコードへの自動コンバート機能

リバネスの場合、既に取引がある会社にも関わらず、リードにレコードが残ってしまっているという事が常態化していました。しかもコンバートが面倒くさいのです。FORCASを使うと、取引先をDBと照合して法人番号を割り振ります。今度はリードを同期させると、合致する法人番号のレコードが取引先にあると、そこに自動的に紐付けてくれる訳です。これですよこれ。正直な所Salesforceに標準機能として備わってても良いだろうと思うくらい重要な機能だと思う。

Duplicate Checkを使う

FORCASは自動でリードからコンタクトにコンバートはしてくれますが、取引先責任者レコード側のマージはしてくれません。そういうツールじゃないので。いや、是非そこまでカバーして欲しいのでここに書いとく。

appexchangeでmergeって検索すると出てくるツールがこれなんだけど

これ契約してます。

以前に書いたと思うのですが、請求書の発行を請求管理ロボというツールを使ってやることにしたのですが、それに伴って今まで取引先レコードを、同じ会社で部門違いの場合は別に作る運用をしていたのを改めました。

取引先自体は、1つしか存在しないのです。スッキリ。

そのマージが面倒過ぎたのでこのツールを使って処理しました。

これ自体は、標準オブジェクトもカスタムオブジェクトもサポートしているので、好きに設定が可能です。

今回は、自動コンバートされたことで重複してしまったコンタクトをこちらのツールを使ってマージします。自動マージという機能もあるので、めんどくさがりの人はそれでも良いかもしれません。僕は怖いので目視しながらやってますが(笑

データがスッキリすると何が起きるか

ノイズの排除がされることで、さんざん言ってるEinstein(AI)にも良い感じの影響があります。

重複データが存在しなくなる事で、どっちが正しいのか確認する必要がなくなり業務効率があがります。

FORCAS自体は、その目的で導入した訳ではなかったのですが、副産物として素晴らしい贈り物を頂きました。

以上、データのクレンジングがそれなりに片付いた話でしたとさ。


noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。