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vol.3 傘

夜見つけた君は、今何をしてるだろうか。
どんな物語を作ってるのか。
僕は登場人物でいるのか、エキストラなのか。

夜な夜な流す曲はどこか、はっきりしてるけど、
ちょっぴり寂しさがあるような音楽を聴きがち。

「夜」と言うと、何を思い出しますか?
夜って単語はあざとさがある。
人の感情・色・音・物とか、さまざまなことに、
活用できる言葉だと思う。
私は夜と言うと、「人生」に当てはまると思う。
暗くて、誰も想像できない孤独さ、
一つの光だったりと。

あなたは、どうですか?

最近、韓国に行った。目的はなく、ただ自分探しに。
よく自分を見失う。
迷ってるとかじゃなく、自分が自分なのか考える時は、
よく旅に出るって言う話。

その時、ふと見たものは、傘だった。
現地は、雨が降っていた。
みんなが傘を刺す、雨が上がったら、閉じる。
でも、ごく僅かに捨てられてる傘。

それを見た時、思った。

自分は、傘に似ている。

「必要な時は、必要だけど、不必要だと捨てられる。」

こんなこと、嫌いな人が大半だ。
でも、私は嫌いではない。

なぜか?
私も明確な理由はない。
でも、その時が必要としてくれるなら、嬉しい。

晴れがあるのは、雨があるから。
と同じように、
必要があるから、不必要もある。

その不必要こそが、大事だと思ってる。

都合がいい話だが、都合がいいのは、無駄で美が無い。

都合がいいって言葉は
綺麗ではないが、求めてる人は多い気がする。

それと同じで、傘って都合がいいものである。

私は、傘によく似ている。


「今週も雨が降ることを、ちょっと期待している。」


では............。

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