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入社初日の体験をかけがえのないものに。新入社員へ「ウェルカムボックス」をお届け中。

新入社員にとって入社日は、期待と不安が入り混じる1日。特に新卒社員にとって4月1日は、人生で一度しかない社会人デビューの日でもあります。

ギークスグループでは、入社初日の体験をかけがえのないものにしようと、今年の4月1日から新入社員に「ウェルカムボックス」をお届けしています。

今回は「ウェルカムボックス」が生まれた裏側を、プロジェクトメンバーの一員の目線からまとめました。
(執筆:経営管理本部コーポレートデザイン部デザイナーSato)

佐藤さん

Sato(ウェルカムボックスプロジェクト推進メンバー)

そもそも、ウェルカムボックスとは?

ギークスグループでは、新しく入社するメンバーの座席にウェルカムバルーンを設置していました。しかし、柔軟な働き方の実現に向けて昨年3月よりリモートワークが導入されたことや、座席がフリーアドレス制となったこともあり、ウェルカムバルーンを継続することが難しくなりました。

そこで、昨年の10月に、コーポレートデザイン部長Nakajimaの「入社1日目をデザインしたい」という言葉から、ウェルカムボックスの検討が始まりました。

ウェルカムボックスとは、入社に対する感謝の気持ちを伝えることを意図しながらも、入社直後からすぐに仕事に取り組むことができるように、さまざまなツールやグッズを詰め込んだギフトボックスです。お渡しするものも、パソコンやセキュリティカードなど、明日からの仕事に必要なものばかりです。

そこに「ウェルカム」要素をそっと閉じ込めるのです。

人事労務・総務・法務・情シス・デザインなど、それぞれの担当メンバーの専門性を活かし、コーポレートデザイン部が一丸となって制作に取り組みました。

コロナ禍により伝えることが難しくなった「ウェルカム」の気持ち

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私は、デザインの視点からウェルカムボックスを作ることが役割だったので、「なぜウェルカムバルーンを贈っていたのか?」と改めて考えました。すると、2つの想いが浮かびました。

1つ目は「ギークスの一員として歓迎していることを伝えたい」という想いです。

入社ガイダンスが終わり、初めて自分のデスクに来たときにウェルカムバルーンがあると、「この会社の一員として受け入れられた」という気持ちに繋がるのではないかと感じます。また、新しく入った仲間のデスクがどこなのかが分かるので、他のメンバーが話しかけやすく、打ち解けやすいこともあるのではないかと考えました。

2つ目は「ギークスの一員となったことを実感してほしい」という想いです。

コロナ禍でオフィスのあり方が見直されている中、会社=オフィスではなくなりつつあります。どこでも仕事ができるという利便性の裏には、会社に対する所属意識の希薄化も課題として挙げられています。少しでも、ギークスに入社してよかったと思えるきっかけになればと考えました。

コロナ禍によって、今までは気軽に開催できた歓迎会も実施できず、入社直後からリモートワークの場合もあります。

「ウェルカム」の気持ちを伝えるチャンスが少ないからこそ、このウェルカムボックスに想いを乗せて、ギークスの一員となったことを感じてもらえたらと、デザインに着手しました。

デザインの試行錯誤

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このプロジェクトでは「Satoさんの思いのままに外装をデザインしてほしい!」と任されており、いちデザイナーとして心躍るものでした。

ただ、デザインの作成とチェックを1人で進めていくのは「本当にこれでいいのか」「喜んでもらえるのか」というプレッシャーとの戦いでもありました。箱の形状やノベルティのアイディアが再考となり途方に暮れていたときには、プロジェクトメンバーに弱音を吐いて支えてもらったり、新たなアイディアをもらうこともありました。

最終的には、歓迎の気持ちを込めて「プレゼントを贈る」イメージで新入社員に渡せるよう、小判型の袋に、ギークスリボンとウェルカムタグをつけるというデザインにしました。

また、中身にはパソコン・マウスなど日々の業務の必需品から、ギークスの一員になったことを感じてもらえるよう、ギークスの歴史や働くメンバーの想いが詰まったカルチャーブックなどを入れて、ウェルカムボックスが完成しました。

デザインの役割は1人で担いましたが、全員で1つの目標に向かうことの心強さを感じたことは、貴重な経験となりました。こうしてたくさんのメンバーと協力し合ってウェルカムボックスを形に出来たこのタイミングが、1番達成感を味わった瞬間となりました。

ウェルカムボックスへの嬉しい反応

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4月1日。入社式が終わったあと、新卒社員1人1人に直接ウェルカムボックスをお渡ししました。

写真を撮ってくれたり、フライングで封を開けてしまったりする新卒社員の皆さんを笑顔で見守ることができました。特にギークスリボンが可愛いと好評で、デザインを壊さないようにそっとカバンに入れてくれていたのが嬉しかったです。

その場にいた採用担当のメンバーからも「私も欲しい」という声もあがり、約半年をかけて作り上げたウェルカムボックスを無事に配布できた安心感がありました。

中途入社の方にもお渡ししましたが、「一度にまとめて受け取れるので配布物が分かりやすい」という機能性も評価していただけて、ウェルカムボックスはいい滑り出しを迎えられたのではないかと感じています。

しかし、まだまだ改善の余地はあります。少しでもギークスを好きになってもらえるような、数ある企業の中からギークスを選んでくれたことにお応えできるようなウェルカムボックスを作り上げられればと考えています。

新入社員にとって、入社はゴールではなくスタートです。

「ギークスを選んでよかった」と思える体験を提供することは、選ばれる企業の重要な要素の1つではないでしょうか。その体験をデザインすることも、私たちコーポレートデザイン部のミッションであると強く認識しました。


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