【私のキャリアストーリー】「仕事とサッカーを両立して唯一無二の存在に」-想いを語ってデュアルキャリアを体現(営業部・Kawachi)
IT人材事業本部は、営業部・EP(エンジニアパートナー)部・CS(カスタマーサポート)部・地方営業部・採用チーム・開発チームに分かれており、新卒・中途、様々なバックボーンを持ったメンバーが活躍しています。この特集企画では、事業の成長を支えるメンバーに焦点を当てた記事をお届けします。
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今回は、IT人材事業本部 営業部に所属するにKawachiにインタビューを行いました。
Kawachi
2019年10月中途入社。大学卒業後、プロサッカー選手となり、日本で3年半、ドイツで3年弱プレー。ドイツから帰国後、人材紹介会社を経てギークスに入社。営業部にて、企業から開発案件の情報や求める要件をヒアリングし、最適なITフリーランス人材の提案を行っている。現在は、ギークスで働きながら、千葉県社会人サッカーリーグに所属する「市川SC」にて選手兼任監督として活動する他、サッカースクールで子供たちにサッカーを指導している。
デュアルキャリアを築くKawachiが目指す姿
ー選手兼監督をされているサッカーチーム「市川SC」が千葉県社会人リーグ2部で優勝し、1部に昇格されたと伺いました。おめでとうございます!優勝した時のお気持ちを教えてください。
ありがとうございます!今回の優勝に関しては、諸手を挙げて喜ぶというよりもホッと安心した気持ちです。この気持ちになるのは、市川SCが昨シーズン10年ぶりに2部に降格してしまった背景があったためです。
市川SCは、60年ほど続いている歴史あるチームで、長らく千葉県社会人リーグ1部に所属していました。昨シーズンの降格から「市川SCは変わらなければならない」という追い込まれた状況にある中で、私は市川SCから選手兼監督の打診を受け、昨年の3月から活動をスタートしました。
そのため、今シーズンは千葉県社会人リーグ2部での優勝・1部リーグへの復帰というのが、最低限のミッションでした。それが実現できたので、やっとスタートラインに立てたという気持ちです。
ーギークスでの仕事とサッカーの活動の両方に力を注ぐKawachiさんが、目指している姿を教えてください。
スポーツ選手のデュアルキャリア・セカンドキャリアのいちロールモデルになりたいと考えています。
私は、サッカー1本ではプロとして成功できませんでした。そのうえで、どうしたらスペシャルな存在となれるかを考えた結果、仕事とサッカーを両立するという新しいロールモデルをつくるということにたどり着きました。
私がサッカーをはじめたのは小学2年生で、以来ずっとプレーしています。高校時代はJリーグのユースチーム、大学時代はサッカー部に所属。大学3年生の時には、全国ベスト8の成績を残すことができました。
大学卒業後は、日本でJリーガーとして3年半プレーし、その後ドイツに渡り3年弱プロ選手として活動していましたが、ドイツで所属していたチームの契約が満了になったため、日本に帰国しました。このとき、30歳でした。
帰国後、「この先どのような道に進もうか」と考えていたことがきっかけで、スポーツ選手のセカンドキャリアに興味を持ち、いくつものワークショップに参加しました。参加している人同士で、スポーツ選手の今後のキャリアを考え、話し合うような会です。そこで出会った方の支援もあり、前職の人材紹介会社に入社しました。そのときに一度「選手は引退しよう」とも考えました。しかし、自分の半生を振り返り、自分の目指したい生き方を改めて考え、「仕事とサッカーを両立する」という新しいロールモデルになることを決心しました。
サッカーは、世界で最も競技人口が多いスポーツである一方で、トップレベルの選手になれないとある程度の収入が得られません。また、コロナ禍ではスポンサー料が入らず、存続が危ぶまれるサッカーチームも増えているのが現状です。
このことを知ると、親は子供がサッカー選手になることを不安に思ったり、学生たちはサッカー選手になる夢を諦めてしまったりすることもあります。ただ、こういう要因からサッカーを辞めてしまう人が増えると、日本のサッカーは強くなりません。
自分がデュアルキャリアを体現することで、スポーツに励んでいる学生やその子供たちの親に、こういう生き方もあるということ伝え、才能のある芽を摘まずに育てられたらと思っています。そして、日本のサッカーをさらに盛り上げていけたらと考えています。
自分の活動を認めて応援してくれる環境が決め手
ーデュアルキャリアを実現するKawachiさんのギークスでの働き方を教えてください。
毎週月曜日と木曜日は17:30に退社しています。月曜はサッカースクールで子供たちにサッカーを指導し、木曜は市川SCでトレーニングをしています。固定の曜日に17:30に退社するという働き方は、採用面接のときからサッカーに対する想いとあわせて希望を伝え、同意してもらったうえで入社しました。
同時期に他社の採用面接も受けていましたが、最終的には、私の想いを受けてこの働き方を認めてくれたことが決め手になり、ギークスに入社を決めました。
他社の面接でも、この働き方をしたい理由・想いはしっかりと伝えていました。伝えたうえで他の会社でいただいた返答は「固定の曜日に必ず17:30に退社できるように取り計らうことはできない」ということでした。
ギークスが会社として固定の曜日に17:30に退社する働き方を認めてくれるというのは、「私がサッカーにも力を注いでいることを理解し、応援してくれている」ということだと感じました。そこに惹かれて、ギークスに入社を決めました。
ギークスで働き始めて1年以上経ちましたが、一緒に働くみんなが理解してくれていることを実感しています。
時間に融通を利かせてもらいながら働いていますが、「仕事かサッカーどちらかだけ成功すればいい」という考え方ではありません。サッカーだけでは成功できなかった経験もあるので、私は仕事とサッカーをかけ合わせて、唯一無二の存在になることを目指しています。そのため、どちらも良い結果を出せるように全力で取り組んでいます。
時間の制約がある中で着実に成果を出すために、企業様が本当に解決したい課題を見つけ出すためのコミュニケーションを図ることを心がけています。
企業様からは「このようなスキルを持つITフリーランスを紹介して欲しい」という要望をいただきます。その際に、要望のあったスキルにマッチした方を言われたままにご紹介するのではなく、「なぜこの条件を満たすITフリーランスが必要だと考えられているのか?」や「事業を進めるうえでどのような課題を感じられているのか?」を伺うようにしています。その上で、「その課題を解決するためには、このスキルを持つITフリーランスが最適ではないか?」と提案させていただいています。
中途半端な理解で企業様が求める人物像と離れている人を提案してしまうと、お互いに手間と時間がかかってしまいます。より本質的なコミュニケーションを図り、最適な人材提案ができるようにしています。
1人1人が最高のパフォーマンスを発揮する組織に
▲2020年1月に撮影したIT人材事業本部メンバーの集合写真
ー今後IT人材事業本部をどのような組織にしていきたいと考えていますか?
メンバーがそれぞれのキャラクターや強みを活かしながら、前向きな気持ちで最高のパフォーマンスを発揮している組織になればと考えています。
その組織を目指すための要素が、大きく2つあると考えています。
1つ目は、みんなが健康な状態で働くことです。いきいきと働くためには、健康であることが一番大事だと思っています。私は共感している言葉に「モチベーションなんてない、すべてはコンディションだ」というものがあります。パフォーマンスは、自分の気持ちの浮き沈みではなく、単純に体調の良し悪しで左右されるということです。
私自身、仕事でもサッカーでもうまくいかないときの状況を振り返ると、何かしら身体のコンディションが悪いときでした。しっかりと身体の調子を整えた状態であれば、どんなことでも前向きに取り組めて、よいパフォーマンスを発揮できると考えています。
2つ目は、会社以外のコミュニティに参加・所属してチャレンジすることです。社外のコミュニティに参加することで、自分の強みに気付きやすくなり、よりいきいきと働けると考えています。
このように思うのは、私自身、サッカーを通じて得られる楽しさが仕事を頑張るエネルギーになっていたり、サッカーで気が付いた自分の強みを仕事に活かせていたりと、相乗効果があることを感じているからです。
私自身の強みを挙げると、「逆算して考える力」があります。サッカーでは試合に焦点を当てて、試合開始2時間前に食事を摂り、前日の夜は何時間寝て、前々日にはトレーニングをして…というように、本番にトップコンディションを持っていくために逆算して自分の行動を組み立てています。
これはサッカーをする中では当たり前なことだったので強みだと気が付いていませんでしたが、就職して自分の強みだと自覚しました。仕事でも、達成したいことから逆算して必要なステップを考えることに活かせています。
こんな風に、複数のコミュニティに参加して人と触れることで、1つのコミュニティにいる中では気が付けなかった自分の強みが見つけやすくなると思うのです。自分の強みに気が付けることで、より自分に自信が持てるはずです。
それぞれが社外のコミュニティで気付いた強み・得た強みを、会社に持ち寄って仕事に活かすことができたら、さらに創造力の高く、みんながいきいきと働ける組織になっていくのではと考えています。
私は「スポーツ選手のデュアルキャリア・セカンドキャリアのいちロールモデルになりたい」というお話を冒頭でも伝えましたが、一方で企業で働く人のいちロールモデルにもなれたらと考えています。前向きな気持ちで最高のパフォーマンスを発揮している組織を目指すために、まずは私自身が2つの要素を体現し、一緒に働くメンバーにとっても、いちロールモデルになれたら…と願っています。
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